理屈では思いつかないスタイル

以前から一度、行ってみたいと思っていた赤ちょうちんの焼き鳥屋さんに初めていってみました。

ギュウギュウと詰め込まれたお客さんの半分は立ち飲み、立ち食い。僕ら一行も、当然のように立ち飲みエリアへ通されました。

見た目が無骨なせいか、僕は結構、そういう赤ちょうちんが好きな人間だと思われているフシがあるのですが、実はあんまり得意じゃない。

店の人はぶっきらぼうで、注文するタイミングとか難しそうだし、常連さんがデカイ顔をしていそうだし、知らない人に話しかけられそうだし・・。

 

でも今日は、気の置けない友人との食事だったし、テーマパークに行くぐらいの気分で楽しめるかなと思ったわけです。

 

で、結論としてはどうだったかというと、楽しかったですね。また行きたいとは、今はそんなに思わないけれど、店員のおじちゃん達の

「忙しくって、お前らなんか構ってられないんだよ」

というぶっきらぼうな雰囲気が新鮮でいて、でも一方で昔、母と行った魚市場のおっちゃん達みたいで、懐かしい感じで。

 

仕事上、店員はどう振る舞うべきかみたいなことを考える機会が多いので、

今の時代、顧客満足がどうたらこうたら、みたいなことばかり耳にするし、口にもするわけです。

で、顧客満足=至れり尽くせり、みたいな思考硬直があったわけです。

 

でも今日の赤ちょうちんは、絶対に至れり尽くせりではなかったけれど、そこは十分に顧客満足に満ちた空間でした。

実際、そこのお店は普段から繁盛してる人気店。至れり尽くせりなんか求めていないお客さんが、日々、足しげく通っているわけです。

 

高いお金を取るコンサルタントの人なんかは、どう考えるんだろうなぁ。這いつくばって考えたって出てこない発想の店づくりなんだろうなぁ。

 

 

 

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