2012年

4月

13日

桜の紅茶の会でプロの技に触れてきました

 

 

 

 

 

花と紅茶と桜餅

 

ということで、ティーブレンダー熊崎俊太郎さん主催の「桜のお菓子と桜の紅茶の会」へお邪魔してきました。

 

 

今回はコンパクトにまとめられたお茶会で紅茶は2杯だけ。

ヌワラエリアに桜花を浮かべた『観桜茶』とキャンディをベースに熊崎さんがミックス(その場限定のブレンド)した『こくあまセイロン茶』。お菓子は道明寺桜餅、長命寺さくら餅、桜のチーズケーキ。そして会場となったかふぇこく〜んの店主まゆさんが焼いたクッキーの4種類。

 

僕は幼い頃、桜の風味が苦手で「桜餅より柏餅」な子供でした。その影響からか、今でも桜の風味はどこか大人が楽しむものという印象で。

 

今回の「観桜茶」や関東風な長命寺、関西風な道明寺。どれも少し塩っ気があって、花に抜けるどこか艶っぽいようなとろりとした香りが優美で、やっぱりなんとなく大人の取り合わせというイメージ。

(チーズが苦手なのでチーズケーキがどんな風味かは知りません.....)

意地悪く言えば、(「桜の」と予告してるんだから当然なんだけど)そんな予想の範囲内にあるお茶とお菓子だったわけです。

 

 

 

けど......なんて言うんでしょうね。あらためて見せつけられる「凄み」とでも言うんでしょうか。驚きは決して予想を越えたところにばかりあるわけではないってことを、あらためてこのお茶とお菓子の組み合わせで見せつけられました。

 

たとえて言えば

ストレートが来ると分かっていても手が出ないストレート

淳吾が蹴るって分かってるのに止められない淳吾のフリーキック

・・・そんな感じ。

 

桜のお茶とお菓子なんだけど、やっぱり頭の中で「分かってるよ」と思ってるんじゃなくて、実際に味わってみないと感じられない凄みを体感させられたわけです。

 

それはお茶会の後に追加オーダーしたこく〜んさんの4月のプレート「桜のオムレット」でもそうなんですけど、やっぱりプロの技ってすごいんですよね。

 

桜風味のもつ優美な香りと塩漬けの桜葉のちょっとしたしょっぱさが、すごくやさしく心を和らげてくれるんです。お茶もお菓子も。そこには驚きとか意表をつくギミックとかそんなのは全然必要なくって、王道なら王道で楽しませてみせるみたいな。

 

そんな素晴らしいお茶会でした。

たまにこういうプロの技にふれてみると、楽しいですね。それこそプロ野球やJリーグを観に行ってプロの妙技を堪能したような感覚。

 

で、家に帰れば、それはそれでスーパーで買ってきた桜餅といつものお茶で手軽にお茶の時間を、今度は思う存分リラックスして楽しめるわけです。

こっちは草野球やフットサルを自分でプレーしてる感覚かなぁ。

 

別に背伸びもせずに、のんびりゆっくりと。

 

合わせるお茶も、たとえばスパイシーで甘々なチャイにしてみてもいいだろうし、渋々のお茶でもいいだろうし、桜餅を引き立てるために軽い口当たりにしてみてもいいし。

桜の季節にあらためてお茶が好きになる。そんな機会となりました。

 

で、その後、外で桜を見ながらお茶を飲んでて思ったんですが、どうしてもお茶を飲むときは下を向いてしまうので、<桜の花を見上げながら同時にお茶も飲める道具>をどなたか発明してもらえないものでしょうか......。

 

お茶・お茶・さくら・お茶・さくら・・・じゃなくて、やっぱり同時に楽しみたいじゃないですか。

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