2014年

3月

13日

まず「サポーター」と呼ぶのをやめたらいいんじゃないだろうか

(3月10日夜にフェイスブックに書いたものを転載)

 

ゴール裏に巣食う選民意識とか強者意識みたいな勘違いがここんとこ頻発する諸々のトラブルのタネだと思うんだよね。

 

もちろんスタジアムの雰囲気を醸成して、「選手が「がんばろう!」っていう気持ちにさせること」も大切だし、一見さんにまた来たいなと思わせることも大切だと思う。

もちろん浦和の差別野郎もジェフの自己満クソ野郎も、本人に問題があるし、奴らが最大悪であることは疑いがないんだけど、その問題に気づかせないまま、気持ちを大きくしちゃって暴走させてしまう空気がゴール裏にはあるんじゃないか?

 

開幕戦日立台での撮影してたら因縁つけられたっていう東京サポの件も根っこは同じだよね。

 

ゴール裏で応援を仕切ってるグループにいる俺様なんだから、何をやってもいいんだと勘違いするバカを生む土壌にゴール裏がなってはいないですかね。ありもしないサポーターヒエラルキーに酔ってる連中とか。

もちろんゴール裏の大半がバカではないことは知ってるけど。

 

もとより、俺らの声で選手を走らせよう、俺らの力で勝たせようという傲慢がイヤなのでゴール裏には近寄らないようにはしてたし、ここのところほとんどスタジアムには行ってないので偉そうなことは全く言えないんだけど、ゴール裏に選民意識と自己満足がはびこる限り、同じような問題はまだまだ繰り返すでしょう。

 

まして瓦斯のゴール裏みたいに対立こそが真のサポーターだみたいな連中が目立ってるうちは厳しいかもね。

 

せっかく「ぬるさ」がJリーグの良さなんだから、ゴール裏もとことんぬるい方向に進めないものなのかな。

 

まずはサポーターなんていう呼び名を止めたらいいんだよ。全員、観戦客だしただのファンだ。

(3月13日 追記)

記者会見で浦和の渕田社長から下記のような話があったんだとか。

まさにゴール裏における選民意識の現れじゃないか。

 

サッカーのJリーグのイメージを向上させていくために劇的にできることなんてそんなにないとは思うけど、まずは「サポーター」と呼んで特別視するのを止めることから始めたらいいんじゃないかなあ。

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2013年

9月

24日

Jリーグちゃん、お小遣いは何に使ってるの??

「ママ、お小遣いなくなっちゃった。もうちょっとちょうだい」

子どもが頼めば、ママは

「こないだあげた分は何に使っちゃったの?」

って聞くでしょう。子どもは聞かれたくないだろうけど。

 

というか、僕はぜったいに聞かれたくありませんでした。

 

 

Jリーグはお金がない

 で、本題。

 

今、Jリーグはお金がない。と。

そしてこのままでは来年、さらに10億円程度の減収が間違いなかった。と。

(c.f. http://www.asahi.com/sports/update/0923/TKY201309230094.html

 

Jリーグの収入は公表されている資料(*)によると、2012年度予算で117億円強ですから、10億円も減ってしまったら大変じゃないですか。

ただでさえすでに震災前から10億円も減っているのに!

 

そりゃ、2ステージ制にでもなんでもして、テレビが喜ぶ仕掛けで新規のファンの目を集めて、それでお金を稼がなきゃ!

*Jリーグ公式サイト Jリーグの収支 http://www.j-league.or.jp/aboutj/document/income-and-expenditure.html

 

って、でもですよ、でも。

これまで、それこそ10億円減らないうちに、なんで新規のファンをつかむことができなかったんでしょうか?

今までもらってたお小遣いは何に使ってたんですか?

たとえばJ's GOALの話

ファンのあいだでは知られていることですが、Jリーグではインターネットメディアの取材申請を受理していません。インターネット専業メディアでJリーグを取材できるのは、リーグの関連会社、株式会社Jリーグメディアプロモーションが運営する「J's GOAL」のみです。

(c.f. http://www.j-league.or.jp/aboutj/property/

 

J's GOAL自体は硬軟織り交ぜたネタで、非常に情報量も多く、ファンにとってはとてもありがたいWebサイトです。これだけの規模で、土日に集中する膨大なトラヒックをさばき、ライター・カメラマンを全国各地に派遣し、トラブルなく運営していくにあたっては相当なお金がかかっていることと思います。でも残念なことに、このサイト、新規ファンの獲得にどれだけ貢献できているのか、まったく不透明なんですよね。

 

で、気になったわけです。

やれることはあったよね?

素人考えだと、「J's GOAL」なり他プロモーションで非Jリーグファン層に働きかける方法はいくらでもあったと思うんです。

 

たとえばJリーグの隠れた魅力にマスコットがあります。

 

Jのマスコットの魅力たるや、もはやサッカーが好きなのかマスコットが好きなのか分からない人々が、大宮に【腰の軽い雌リス】の姿を見に行くぐらいには人々をひきつけてるわけです。

 

 

そして「J's GOAL」は本来、こういう明るくほほえましいテーマは大得意なんですよね。マスコットだけじゃなくて、スタグル(スタジアムグルメ)の紹介だって得意分野ですよね。

 

なのに、なんで身内のJリーグファミリーしか見ないサイトで、いつまでも内輪受けして喜んでるんでしょう?

 

なぜ非サッカーファンの入口になり得るこんなに明るいコンテンツがあるのに、外部サイトやメディアとの連携を築いてこなかったんでしょうか?

 

なんでこの魅力的な雌リステーマを外部に売ってこなかったんでしょう?

 

もしかして

「競争相手はいない、放っておいてもユーザは集まる。みんな楽しそうだし、それでいいや」

と思ってはいなかったでしょうか。

 

Jリーグがお金がないというなら、仕方がないと思うんですよ。

ファンは与えられた舞台を楽しむしかないわけですから、2ステージ制でも複雑なプレーオフでも楽しむと思いますよ。

 

でも、それ以前に、これまでなんでできることをしてこなかったのか。

今まで使ってきたお金は何に使ってきたのか。

本当に収入が増えたら、あなたたちに効果的なことができるのか。

 

 

それを教えてくださいと言ってるのです。

 

 

大介、これまでのお小遣いは何に使ったの!?

ちゃんと説明しなさい!!

 

僕がJリーグにお願いしたいのはそういうことなんです。

 

 

過去にはこんな記事を書いています。

特に上のは、今となってはなんかむなしいね

 

Jリーグを観に行く方法

Jリーグ特命PR部はつぶれればいいと思うよ

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2013年

9月

08日

オリンピックがやってくるんでスポーツマンシップを考えたいですね

 2020年の夏季オリンピックとパラリンピックが東京にやってくることになりまして、スポーツ好きの都民としては素直にうれしいわけです。

 

 物心ついたときからスポーツと名のつくものが好きで、オリンピックが好きで、ずっとずっとスポーツを観て過ごしてきた者として、自分の住んでいる都市がオリンピック開催地に選ばれる瞬間を味わえたのは、これとない幸せだなと思います。

 

 もちろん、開催に向けて積立金があるとはいえ競技施設の整備等に巨額の予算が投じられるのは、都のお金の使い方として正しいのか。新設・改修する施設は、将来に向かって活用のメドが立っているのか。安倍さんが制御できている、安心してくれと大風呂敷を広げてしまった福島の汚染水処理や廃炉への道筋は本当に大丈夫なのか......などなどなどなど。不安な点は山のようにあるわけではあるけれど、それでも東京にオリンピック・パラリンピックがやってくるのはうれしいんです。

 

 そしてこれによって、都民はもちろん日本中の人に【スポーツマンシップ】の心が広がってくれればいいなと思うわけです。

 

 今回、オリンピック開催が決定して本棚から引っぱり出して再読しなくちゃと思ったのが、広瀬一郎さんの「スポーツマンシップを考える」です。前にスゴ本オフが「スポーツ」をテーマに行われた際に持って行きたいなと思っていた(けれど都合でオフそのものに行けなかった)本で、タイトルそのままに「スポーツマンシップとは何か」を考える一冊です。

 

スポーツマンシップを考える

 

 この本で著者の広瀬さんはスポーツマンシップについて、フェアプレーとの違いをまず説きます。

フェアプレーとは、あくまでプレー中に守るべき考え方や態度のことです。

 

 つまりスポーツマンシップとは、単にプレー上でルールを守ることのみならず、それも含め全人格的な資質を現す言葉なんですね。同書にはスポーツマンシップとは

スポーツマンがとるべき最も基本的な態度を促す精神的な理念

であると定義されています。

 

この本を読んで思うのは、スポーツマンとは

・ルールを守る良きプレーヤーであり

・勝利を求めて全力を尽くせる良き努力者であり

・敗れた時に相手を讃えられる良き敗者であり

・勝った時に相手をねぎらえる良き勝者であり

・ゲームを支えるあらゆる人に感謝を捧げられる良き人である

のだろうということ。こうした人こそがスポーツマンシップを有する者であるわけです。

 

 こうした資質が大切なのは、競技に参加する者に限りません。限る必要がありません。スポーツを観る者、スポーツを支える者、そしてスポーツの祭典であるオリンピックを迎え入れる我々都民・日本国民にとっても、スポーツマンシップは非常に重要な資質であるべきなのだろうと思います。

 

 たとえば今回、誘致を争ったマドリーやイスタンブールに対してしっかりと敬意を払えるかどうか。トルコの首相が安倍首相を祝福したなんてニュースが流れていましたが、そこに私たちがスポーツマンシップを感じるからこそ、その姿が美しいなと感じるのだろうと思うのです。

 

 これから先、いろいろな試合で応援してるチームが勝ったり負けたりするでしょうけれど、スポーツの試合ってのは勝った奴がいれば負けた奴がいるのは当然です。勝っては相手を蔑み、負けてはふがいない選手達を罵倒し。そんなことを繰り返してればスポーツマンシップが身につくこともないでしょう。

 国の名前やユニフォームで差別し、相手を慮らないまま身勝手な応援を繰り返し、勝ったときだけ我が世の春といわんばかりに、選手の威光にすがってでかい顔して敗者の悪口にひと時の恍惚を得る。世界中からスポーツマンを招きいれる我々はそんな態度であってはいけないなと思うわけです。

 

 もちろん僕もグランパスが負けたときなどは感情的になって審判を野次ったりしてしまうわけですが、それは、やっぱりよろしくはないですよねと。寝て起きるだけで聖人になれりゃ苦労もありませんが、何も聖人たらずとも、「スポーツ」という<ルールに則り、勝利を希求し、全力を尽くす遊び>がどのように成立しているのかを考えれば、じわりじわりと自然にスポーツマンシップは身についていくんじゃないだろうかと期待もするわけです。

 

 多分、大切なのは「スポーツってなんだろうか」「スポーツマンシップってなんだろうか」と考えることなんだろうと思うんですね。考えることで、いろんなことが見えるようになって、そして周辺への敬意を自然と持てるようになるんじゃないだろうかと。

 小学校の道徳の授業じゃあるまいし、

「明日からスポーツマンシップを大切にしたいと思います」

って言ったところで仕方ないけれど、今回の招致成功を機に、日本中の人がスポーツマンシップについて考え、そしてその心を持ってくれたらいいな。それこそが、オリンピック・パラリンピック開催の大きな意義になるんじゃないでしょうかね。

 

 なので、2020年に向けて僕らが、あるいは子どもたちと一緒に、スポーツマンシップを考えるために、ぜひこの本は読んでおきたいなとオススメしますっ。

 

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2013年

3月

15日

ベガルタ仙台と震災を記録した映画が寄付を募っています

僕には故郷と呼べる場所がありません。

 

人に聞かれれば仙台だと答えはしますが、そこで生まれたわけでもルーツがあるわけでもありません。


転勤族一家の末っ子に産まれてあちこち転々としながら、両親が街を気に入ったり、

兄二人の進学のタイミングだったり、会社の都合だったりそんなことが重なって

僕は小学校〜高校にかけての10代ほぼすべてを仙台で過ごしました。

 

なので、もう住んでる時間は東京の方が圧倒的に長いし、彼地に家族が住んでいるわけでもないけれど、僕にとっては一番思い入れがある街だし、仙台が一応、仮の故郷。【故郷(仮)】みたいな感じ。

 

そういえば母から、父は転勤を拒否していたために出世のタイミングを逸してしまった

みたいな話も聞いたことがあります。本当かどうかは知らないけれど、

それが真実に聞こえる程度には家族全員、仙台が好きでした。

何もできていなくて恥ずかしい

好きだったとか言いながら、僕は2年前のあの日以降、一度も仙台へ足を踏み入れていません。そしてそのことを恥ずかしく思っています。

 

兄はもう何度も仙台へ行った、がれきの山も直接目にしてきたと言います。

仙台と何の縁のないはずの人も、ボランティアとして現地へ赴いたり、

街を盛り上げるために訪れてくれていたりするのに、僕は一度も行っていないのです。

理由らしい理由も特にありません。お金がなかったり、仕事が忙しかったりという、言い訳程度のものだけです。ほんと恥ずかしい。


けれど一応、義捐金などには(できる範囲で)積極的に貢献したつもりではいるし、皆さんの好意を募るイベントを開いたりもしました。

今でも仙台のことが忘却の彼方へ消えてしまわないように、意識して仕事で出会った人などに仙台のことを話すこともあります。

あ、あと中学生時代にさんざんぶつかった教師の奮闘記(↓のやつ)を読んで、

「あぁ、やっぱり俺はこの人苦手だなあ」

と当時の気持ちをまざまざと蘇らせたりもしています(いや、応援はしてます。じゅんいっつぁん頑張ってね)。


そんなこともあって、いつもつねに自分が仙台にできることは何があるだろうと探していたりもするのです。

ドキュメンタリー映画のソーシャルファンディング

イギリスの映画監督が、ベガルタ仙台をモチーフにドキュメンタリー映画をつくるにあたって寄付を募っているらしいとtwitterで見かけたのは一週間ちょっと前でした。

以前、妻がキアロスタミの映画に募金した経験もありましたし、「ああソーシャルファンディングか」ということはすぐにピンときました。そして協力したいなとも。

 

でも僕にはドカンと数100ポンドを寄付する財力なんかありません。

とりあえず参照したtweetをお気に入りに入れておいてはみたものの、

また何をするわけでもなく、知ってるというそれだけのことで何かをした気になっていました。

 

そして今日、Jリーグファンがよく見に行くドメサカ板まとめ(いわゆる2ちゃんまとめ)でこのプロジェクトが取り上げられているのを再び目にしました。

 

「ああ、そういえば寄付してなかったな。今週のtotoBIGをはずしたつもりになって、5ポンドぐらいは寄付しよう」

 

そう思って告知ページであるkickstarterを訪れ、ポチポチとクレカ情報などを登録。

ほんのわずかな協力の約束をして、トップページをあらためて見てみると

 

ここまでの協力者 59 人

集まった金額 3,572ポンド(目標15,000ポンド)

残り8日

 

とか書いてあるじゃないですか。全然、足りない。

 

世界中にもう一回思い出してもらうために

ソーシャルファンディング事情に全然明るくないから、このペースが本当にあぶないペースなのか、実は最後にドカンと集まったりするもので安全なペースなのか分かりません。

けれど、ここまでの協力者が自分を含めて59人というのはやっぱり少ないよなと。

 

ならばせめて

「こういうプロジェクトがあるよ」

「がんばってこれを成立させて、世界中の人に仙台のことを東北のことを思い出してもらおうよ」

「ベガルタ仙台というクラブが奮闘していること、Jリーグが美しいことをみんなに知ってもらおうよ」

 

なんていうメッセージをほんの少しの人にでも届けたいと思い、それが何もしていない自分の贖罪になるとも思いませんけれど、こうして恥ずかしいエントリーを記しています。

 

映画の出来がどんなものかは告知ページにある予告編(上の引用tweetからご覧いただけます)を見て皆さんで判断してもらうしかないし、

実際のところこの告知が「釣り」の類じゃないのかどうかも僕には判断できません。

 

だから、寄付に協力してくださる方には自己判断でお願いするしかありません。けれど、これが無事に映画として作成され、イギリスと日本で見ることができるようになれば、

少しでも多くの人が地域の絆だったり、フットボールの力だったり、あるいは災害の恐怖だったり。そんな正の感情、負の感情を

もう一度、心に刻み直してくれるんじゃないかと思うんです。

 

なので、もしまだ寄付していない方がいたら、ほんのちょっとだけ。totoBIG一口分でもいいし、一週間分でもいいし。

そのぐらいの金額をポチッとしてくれたらうれしいなと。

 

手続き自体はクレカ情報と住所を入力するだけなので、ネットショッピングしたことがある人ならばとても簡単です。金額に応じて、カードがもらえたり、Tシャツがもらえたり、そんな特典もあるみたいです。

 

良かったらぜひ寄付をして、そして特別な気持ちでこの映画の完成を待ってみませんか。ぜひ。

 

おまけの本音

と、ここまで書いておいてなんなんですが、僕は別にベガルタサポーターではないので

「ACLを通じて世界へ行ってほしいな」とは思いますが、正直、明日のグランパスの方が心配なわけです。

 

また闘莉王をフォワードにするってマジかぁ......未来が...見えない......

 

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2013年

1月

15日

クルム伊達公子のあきらめなかった強さ

クルム伊達、世界12位から大金星あげる◇全豪オープン

 

テニスのグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)は大会2日目の15日、女子シングルス1回戦が行われ、クルム伊達公子(日本)が第12シードのN・ペトロワ(ロシア)に6-2, 6-0のストレートで勝利、初戦突破を果たした。

 

http://news.tennis365.net/news/today/201301/95513.html

42歳、17年ぶり、12位の選手に

クルム伊達公子がグランドスラムで勝利しました。

 

全豪オープンでは17年ぶりの勝利。今大会の出場選手には、彼女が前回、この大会で勝利したときには生まれていなかった選手もいるほどのブランク。

 

そして勝った相手もただ者じゃない。去年の東レパンパシフィックオープンの優勝者で、世界ランク12位のナディア・ペトロワ。女子テニス界で強豪の1人に数えられる選手です。

 

"42歳"の選手が"17年ぶり"に、"12位"の選手に勝った。

 

この勝利のすごさを数字で示そうと思えばそういうことになるんだろうと思います。あるいは"6-2,6-0の完勝"だったというのも加わるかもしれません。

 

でも今回の勝利のすごさは、その数字の外側にあると僕は感じています。

勝てなかった2012年

去年、2012年、クルム伊達公子はまったく勝てませんでした。5カ月間勝利できなかった期間もあり、ランキングももっとも落ちた時期には140位台まで落ち込んでいたようです。

 

復帰後目標にしていたはずのロンドンオリンピックへの出場も叶いませんでした。錦織とダブルスのトレーニングまでしてたのに。

 

で、同い年の傍観者としては、「もう、あきらめたらどうだろう。よくやったよ」と思っていたわけです。オリンピックに出られなかった時点で、「今年(2012年)いっぱいでラケットを置くんだろうな」と勝手に信じ込んでいたわけです。

 

年齢のせいじゃない

でも当の本人は、そんなこと思ってもいなかったんですね。

 

全豪オープン前のインタビューではこんな風に話しています。

「ポイントにこだわらずに試合数をこなしていくことで、必然的にいいプレーができれば、いずれ勝ち星にもつながってくることもあると信じて、あまり数字にはとらわれずに戦っていきたいと思っています。」

スポーツナビ http://sportsnavi.yahoo.co.jp/tennis/text/201301140005-spnavi.html

 

 

正直、「まだ勝つ気なのか・・・」と驚きました。心の中では半分、笑っていたと思います。だって去年、あんだけ勝てなくて、さらにひとつ年齢を重ねて、勝てるわけがないじゃないかと。

 

でも今日、クルム伊達公子はナディア・ペトロワに、完璧な試合運びで勝利しました。思い通りに試合が運ばないペトロワがイライラしてる様子が、画面を通して日本に伝わってくるぐらいに一方的な内容で、シード選手を下しました。

 

彼女は長く勝てなかったことを決して年齢のせいになんかしてなかったんですね。きちんとコンディションを整えて、技術を磨いて、大会にベストな状態で臨めれば結果は残せると信じていたんです。

 

世界の第一線の舞台に復帰し、40歳でウィンブルドンでも勝利して世界中を驚かせて、そしてその後、勝てなくなってランキングは下降線をたどる。

 

そんな中にあっても、勝てないのは年齢のせいじゃないんだ。あきらめなければ、まだまだ戦えるんだとクルム伊達公子は思い続けていたんですね。

 

そして実際に成績を残してしまった。

 

どんだけ強い心なんだと。

どんだけすごい体なんだと。

 

あきらめないということ

別にこれは、あきらめなければ願いは叶うなんていう安っぽい道徳の教科書に出てくる物語でもないし、同い年の僕もあきらめないで頑張ろうなんていう小学生の感想文でもありません。

多分、僕に彼女の精神力と厳しいトレーニングはマネできません。

 

ただメルボルンのコートの上に、あきらめないでものすごいことを成し遂げたテニスプレーヤーがいるよと。

 

そのすごさは42歳とか17年ぶりとか世界12位を倒したとか、そういう数字じゃない部分なんだよと。

 

そんなことをおぼえておくことぐらいはできるので、きちんと今日のクルム伊達公子の偉業を心にとどめておきたいと、そんな風に思うわけです。

 

そして伊達さん、本当におめでとうございます!

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2012年

3月

30日

人を束ねるを読んだ

名古屋グランパスのGM(ゼネラルマネージャー)久米一正さんがそのマネジメント手法についてまとめた新書が出るというので、さっそく購入してきました。その内容は、単にJリーグの内輪ネタやスポーツビジネスネタにとどまらず、ビジネス集団を統率するマネジメント論、そしてビジネスパーソンとして身につけるべきプレゼン術と幅広いもの。グランパスファン、サッカーファンのみならず、一般(ってラベリングも変だけど)のビジネスパーソンの方々にもぜひとも読んでいただきたいものでした。

 

目次はこんな感じ

 

人を束ねる 名古屋グランパスの常勝マネジメント

久米 一正 著

 

第1章 グランパス構造改革

第2章 激動の2011年

第3章 日立製作所で学んだこと

第4章 GM初期

第5章 人材を集める

第6章 人を束ねる

第7章 GMは教育者である

第8章 ストイコビッチ監督との蜜月

第9章 日本サッカー界への提言

 

 

本書を通して久米さんはマニュアル化の効用を説きます。どんなときも何があってもスムーズに目的に向かって仕事を進めることができるように、そして誰が見ても公正な評価がなされていると納得できるように、マニュアルが大切であると繰り返し強調しています。

たとえば新人選手獲得における口説き方や新外国人選手の生活フォローについても、事細かにマニュアルをつくり、そしてそれをまめにアップデートしていくとのこと。そうすることで有望な選手や家族に安心してもらえるクラブになれるし、外国人選手も余計な生活不安を抱えることなくプレーできるクラブになるというのです。

 

もちろん選手の査定に関しても細かなマニュアルが定められています。野球と違って選手個々の働きを数値化しづらいサッカーという競技ですが、どのようにして選手を納得させてゴネ得を許さないか。本書の中では出し惜しみすることなくそのマニュアルがばばーんと公開されています。このマニュアルを導入してから、グランパスでは契約交渉が長引く選手がいなくなったとか。どんなものかはぜひ中身を見て確認してみてほしいのですが、ファンとしては「ふむふむ、こんな風にして年俸が決まっているのか!」と、非常に興味深く読むことができました。

 

マニュアルはそれ自体が目的化してしまえばマンネリを招くだけです。それを防ぐにはつねにマニュアルの先にある目的を意識して、必要があればマニュアルの改訂をいとわないことが大切。グランパスにとっての目的は勝つことであり、地域の人々との絆を強くしていくことです。

いかに柔軟にマニュアルを運用していき、そして最大限の効果を発揮していくか。サッカークラブといえでも企業ですから、ときには社内プレゼンも必要になります。この本には久米さんがこれまで多用してきたというプレゼン術も公開されているので、参考になる方も多いのではないでしょうか。

 

グランパスの勝ち点一つ一つはもちろん選手たちの活躍によって積み重ねられているものですが、その陰にこうした久米さんをはじめとするスタッフの皆さんによるプロの仕事があると思うと本当に頭が下がる思いです。

 

そしてそして、やはりサッカークラブのバックステージものとして抜群に面白い。グランパスファンならば、本のあちこちに「あ、あのときのことか!」「おぉ、この選手にそんなところが!」と驚いたり、納得したりするところばかり。

 

久米さん自身、本書の中で「自分が築いてきたGMの仕事のノウハウを隠すつもりはない。いつでも喜んですべてを公開する。」と書いているように、この本を読んで他のクラブの運営が改善しちゃったら困るんじゃないかと思うほど、あけっぴろげにあれやこれや書いてある本書。サッカーに興味のある方はもちろん、サッカーにそんなに興味ないかなという方にも、こんな世界があるんだなという感じでぜひ読んでみていただけたらうれしいなと思います。

 

 

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2011年

9月

01日

「Number」に欧州サッカーの日本人選手はどのぐらい掲載されているのか?

最近はめっきり読むことのなくなってしまった雑誌なのですが、最新号の「Number」の広告を見ていて、

「香川とか岡崎とかいつも同じ面子が出てるなー」

と感じたので、今年に入ってからの同誌の企画をちょっと調べてみました。

 

今年に入ってからの特集一覧

770号/僕はこんなものを食べてきた。アスリート最強の食卓。 (企画-食事)

771号/天才プレイヤーの創り方。~欧州サッカー育成最前線~ (サッカー-欧州)

772号/アジア杯激闘録。~ザックジャパン総力特集~ (サッカー-日本代表)

773号/名将の言葉学。~2011年のリーダー論~(企画-リーダー)

774号/ルーキー秘話。~プロ野球大型新人伝説~(野球-プロ野球)

775号/新・黄金世代の挑戦。 (サッカー-欧州日本人・日本代表)

776号/黄金世代がプロ野球を面白くする。(野球-プロ野球)

777号/欧州サッカー総力特集 名将が語るベストゲーム。(サッカー-欧州)

778号/カズに学べ。~明るく生き抜く11の思考法~(サッカー-カズ)

779号/これが日本の生きる道。~欧州サッカー'10-'11シーズン総集編~(サッカー-欧州日本人)

780号/名将に学ぶ。~チームを変革する新時代リーダー論~(企画-リーダー論)

781号/メンタル・バイブル~20人のアスリートが明かす心の整理術~(企画-心理)

782号/答えは過去にあり。~ニッポンの名将特集~(企画-リーダー論)

783号/非エリートの思考法。~乱世を生き抜く力をつけろ!~(企画-育成)

784号/<完全保存版>女子ワールドカップ優勝記念なでしこ激闘録。(サッカー-女子日本代表)

785号/覇者たちの夏。~甲子園 最強高校伝説~(野球-高校野球)

786号/ブンデスリーガの日本人。(サッカー-欧州日本人)

 

参照元: 「Number」バックナンバー一覧

( )内のカテゴライズはブログ主

内訳別にすると、こんな感じ(一部重複あり)

 

企画もの 6本

サッカー欧州 5本

野球 3本

サッカー代表 3本

サッカーその他 1本

 

やはりサッカー多いですねー。

企画ものにもサッカー関係者はふんだんに登場するので、もはやサッカー雑誌の風格さえ漂います。

 

あと特別すべきは、「企画もの」としてくくった中にリーダー論が3回も登場すること!

 

ほかにも「心の整理術」(781号)とか「乱世を生き抜く」(783号)とか、まるで安っぽいビジネス書のような企画もたくさん。ちなみに「企画もの」が4号つづいた780号〜783号は発売時期にすると6月9日〜7月21日。欧州サッカーがシーズンオフでネタがなかったんですね。わかります。

 

で、ですよ。

冒頭の疑問というか素朴な印象というか、同じ面子ばっかりだなーというのも、ちょっと調べてみました。

 

欧州で活躍する主な日本人プレーヤーの単独記事登場回数

 

【香川 真司】5回

「“世界基準”が生まれた理由」

(天才プレイヤーの創り方。~欧州サッカー育成最前線~  771号/2011年1月27日発売)

「シンジはサイドで進化する」

(アジア杯激闘録。~ザックジャパン総力特集~  772号/2011年2月9日発売)

「欧州で必要なことはすべて挫折から学んだ」

(新・黄金世代の挑戦。  775号/2011年3月24日発売)

「闘争心と集中力、そして優しさ」

(これが日本の生きる道。~欧州サッカー'10-'11シーズン総集編~ 779号/2011年5月26日発売)

「もう一度、マイスターシャーレを」

(ブンデスリーガの日本人。 786号/2011年9月1日発売)

 

【長友 佑都 】5回

「僕の成長に限界はない」

(アジア杯激闘録。~ザックジャパン総力特集~  772号/2011年2月9日発売)

「不屈」

(新・黄金世代の挑戦。  775号/2011年3月24日発売)

「マルディーニ&ベルゴミが見た、長友佑都の本質」

(これが日本の生きる道。~欧州サッカー'10-'11シーズン総集編~ 779号/2011年5月26日発売)

「インテルが長友を欲した理由」

(これが日本の生きる道。~欧州サッカー'10-'11シーズン総集編~ 779号/2011年5月26日発売)

「世界一を目指す自己プロデュース術」

(非エリートの思考法。~乱世を生き抜く力をつけろ!~ 783号/2011年7月21日発売)

 

【長谷部 誠 】3回

「これが僕らの進む道」

(アジア杯激闘録。~ザックジャパン総力特集~  772号/2011年2月9日発売)

「選手としての死と向き合う」

(これが日本の生きる道。~欧州サッカー'10-'11シーズン総集編~ 779号/2011年5月26日発売)

「僕が、逆境の中で心がけた10のこと」

(メンタル・バイブル~20人のアスリートが明かす心の整理術~ 781号/2011年6月23日発売)

 

【本田 圭佑】3回

「どこにもない“オリジナル”になりたい」

(アジア杯激闘録。~ザックジャパン総力特集~  772号/2011年2月9日発売)

「俺の辞書に“安定”の文字はない」

(非エリートの思考法。~乱世を生き抜く力をつけろ!~ 783号/2011年7月21日発売)

(家長昭博&本田圭佑) 「同じ日に生まれたふたりの天才」

(新・黄金世代の挑戦。  775号/2011年3月24日発売)

 

【岡崎 慎司】3回

「ダイビングヘッド封印宣言。ドイツで心掛ける2つのこと」

(新・黄金世代の挑戦。  775号/2011年3月24日発売)

「自分を客観視する技術」

(これが日本の生きる道。~欧州サッカー'10-'11シーズン総集編~ 779号/2011年5月26日発売)

「開幕ゴールに秘められたヒント」

(ブンデスリーガの日本人。 786号/2011年9月1日発売)

 

【内田 篤人】3回

「サボっちゃうタイプだから敢えて厳しい環境を選んだ」

(新・黄金世代の挑戦。  775号/2011年3月24日発売)

「チャンピオンズリーグが俺を変えた」

(これが日本の生きる道。~欧州サッカー'10-'11シーズン総集編~ 779号/2011年5月26日発売)

「ドルトムント&バイエルン攻略法」

(ブンデスリーガの日本人。 786号/2011年9月1日発売)

 

 

今年9月1日発売号までで、3回以上単独(またはそれに近い記事)で取り上げられてるのは、上記6人。

 

17回雑誌が発行された中で3〜5回なので、思ったほど多くはないんだなぁというのが率直な感想ですね。せっかく調べたのに残念(笑)。とはいえ、従来「総合スポーツ雑誌」として頂点に君臨していた雑誌の3〜4回に1回は同じ選手の記事が載るというのは、個人的にはちょっと偏りすぎな気もします。

 

もっといえば目次で確認しただけなので、細かな記事にインタビューや名前、写真が登場していたりするのを含めれば、もっと登場はしてるでしょうし、国内でプレーする選手との露出差は歴然で...というか、Jリーグは今年まだ一度も特集されてませんしね(←ひがみ)。

 

 

これまでよくも悪くも、日本のスポーツライティングの世界を牽引してきた雑誌は「Number」なわけで、これから先もかかる期待は大きいわけです。

 

欧州サッカー→欧州サッカー(日本人)→企画もの→野球→欧州サッカー→欧州サッカー(日本人)→以下ループ

 

という形で、いつまでも同じような顔、同じような切り口が続いていくと、読者さんも飽きちゃうんじゃないですかね。そうじゃなくても、欧州でプレーする日本人選手の情報はネットやCSテレビ、他誌で飽和気味なわけですし...って、この特集じゃないと売れないんでしょうね、きっと。

つくってる人たちも、実は忸怩たる想いを抱えてたりするのかな。どうなんだろう。

 

スポーツファンとしては、もうちょっと多彩な記事を読みたい気はしますけどね。

 

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2011年

4月

24日

希望の地としてのスタジアム

たかだかサッカー。他人がボールを蹴って走り回ってるのを見て何が楽しいのか。大のおとなが大勢集まって、わーきゃー歓声上げて、何をやっているのか。

 

サッカーを知らなければ、そんな風に思うのは無理からぬことです。たしかに自分でボールを蹴るわけでもなければ、ゴールを決めても試合に勝っても、僕らの懐が潤うこともありません。

 

でも、もしそんな風に思う人がいたって、僕らはスタジアムへ足を運びます。スタジアムには、日常では味わうことの少ない歓喜や驚嘆や落胆(ときどき怒り)が満ち、それらをともにする仲間がいます。

 

今週末、Jリーグが再開しました。

 

4月23日土曜日。川崎市の等々力陸上競技場へ川崎フロンターレ対ベガルタ仙台を観にいきました。試合前は川崎サポーターからベガルタ仙台コールが巻き起こるほど、スタジアムは日本のサッカーファミリーらしく激励に満ちたあたたかな雰囲気。でもいざ試合となれば、そこは勝利を求めるスポーツの世界。ピッチ上の選手もスタンドで声援を送る観衆も、熱く激しく、ただひたすらに戦うのみです。

 

川崎フロンターレ 1ー2 ベガルタ仙台

前半37分 田中 裕介(川崎)

後半28分 太田 吉彰(仙台)

後半42分 鎌田 次郎(仙台)

 

最後まで懸命にボールに食らいつきつづけた仙台の選手達が、試合終了間際に劇的な逆転ゴール。ボールへの反応の早さ、相手選手への当たりの強さ、落ちない運動量。

 

フロンターレは言うまでもなくJ屈指の強豪チームです。しかしこの日は、ベガルタの選手達の方が明らかに気持ちで相手を上回り、そして結果でも川崎を上回りました。

 

 

ベガルタ仙台のゴールが決まると、サポーター席には「オー・シャンゼリーゼ」のメロディが響きます。

 

♪オー!フォルツァ仙台!オー!フォルツァ仙台!

 ラララ!ラララ!ラララ!ラララ!ラ〜ララ〜ララララっ、ラ〜ララ〜ラ!

 

23日の等々力陸上競技場では、同点ゴール、逆転ゴール、そして試合終了後の3回。歓喜の歌声が響きわたりました。

 

サッカースタジアムには歓喜の絶叫が響くことがあれば、落胆のため息が折り重なることもあります。喜びの歌や激励のコール。90分間に感情の浮き沈みがあり、それをともにする仲間がいます。

 

ベガルタが勝ったところで、それが直接復興の一助となることはありません。でも、サッカーが感情のスポーツであれば、歓喜や激励や、もしかしたら落胆の向こう側に希望をつむぐ人が必ず生まれ出てくるはずです。4月23日の等々力陸上競技場でもきっと希望の種は生まれたに違いありません。

 

今、希望を持つことが難しい状況にある人たちの気持ちが少しでも動き、そして光がほんのちょっとでもさしたなら、どれほどまでに素晴らしいでしょうか。

 

「AUX CHAMPS ELYSEES(オー・シャンゼリゼ)」は、出会いや楽しさにあふれるシャンゼリゼ通りでの喜びをうたった歌だそうです。スタジアムにも、あの素敵な通りと同じように、希望にあふれた喜びが満ちあふれますように。

 

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2011年

2月

07日

Jリーグ特命PR部はつぶれればいいと思うよ

昨年(2010年)7月にスタートした「Jリーグ特命PR部」。あまねく世間に知られるということはなかったものの、ネットの世界にいるJリーグファンには広く知れ渡り、3,800名を越える「特命部員」を集めたそうです(2月8日現在:3,889名)。

 

Jリーグを報じる場には、木下優樹菜部長を送り込み、女子マネ足立梨花さんは全国のスタジアムを行脚。これだけ大規模なPRキャンペーンですから、もちろん立派な成果も残しています。それも1つだけじゃない、2つもです!

 

1つは、足立梨花さんの発見!

 

今やJリーグおたくには「あだっちー」の名を知らぬ者はいないんじゃないかという大活躍。つらい表情一つ見せず、楽しそうに全国のスタジアムを巡り、グルメや応援風景をレポートする様子は大いにファンの心をつかんでいます(同時に木下部長の失墜という成果もセットに上げられますが、まあ、そこは、それ...)。

 

そして2つめの成果は、カンボジアの小学校に451枚ものサッカーユニフォームを寄贈したことです!

 

J's GOAL」で紹介されている子供たちはととてもうれしそうな笑顔で、本当に心が和みます。ユニフォームを提供された一人ひとりのサポーターの心はきっと子供たちに届いたことでしょう。

ユニフォームを持って行くスタッフが道中、「ボールがほしい」と学校側に頼まれ、急遽ボールを買ったなんてこともあったようですが、この「Jリーグ特命PR部」という企画を取り仕切っているPRユニット、オガワカズヒロさんも「胸が熱く」なったそうで何よりです......。

 

 

で、Jリーグの観客はそれで増えるの?

 

 

カンボジアの子供たちが喜んだのは、それは間違いなく素敵なことです。超長期的に見れば、彼らの中からJリーグファンがちらほらと生まれるかもしれません。さらに、このトピックが一般のメディアで報じられれば、国内の非サッカーファンがJリーグを見る目が変わるかもしれません。

でも、それって、「Jリーグ特命PR部」の本筋なんですかね?

 

 

昨年7月のJリーグ特命PR部員募集開始のプレスリリースには次のように記してあります。

 

2010Jリーグ特命PR部とは、一人でも多くの方々がJリーグやサッカーに興味を持っていただくことを目的に、「2010Jリーグ特命PR部 部長」であるタレントの木下優樹菜さん、「2010Jリーグ特命PR部 女子マネージャー(略称:女子マネ)」であるタレントの足立 梨花さんと共にJリーグとサッカーの魅力を広めるためにつくられた部です。

 

Jリーグおたく同士がブログ書いたり、ハッシュタグ(#J_toku)つけてTweetしたり、古着集めてカンボジアに贈る。

 

それで、「Jリーグとサッカーの魅力」は広まるんですか?

 

心をこめてユニフォームを贈られたサポさんや日頃、ブログやTwitterで情報発信しようと頑張ってるサポさんには申し訳ないけど、JリーグがPR会社のオモチャにされてるだけにしか見えない「Jリーグ特命PR部」なんてものは、一刻も早くつぶれてしまえばいいと思います。

 

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2011年

1月

10日

スポーツ中継を見て感じた3つのこと

今日の高校サッカー決勝でお正月のスポーツラッシュもひと段落でしょうか。

と思いきや、まだサッカーのアジアカップが続くので、スポーツが苦手な人にはもうちょっとうるさい季節が続くかも...。

 

で、うるさいといえばテレビのスポーツ中継ですけれど、お正月から今日までテレビ画面を眺めていて感じたことをいくつか残しておきたいなと思います。

●物語

みんな物語がそこにあれば、それを楽しもうと思うんですよね。

で、箱根駅伝はもう、物語の宝庫なわけです。

 

成長、挫折、栄光、友情、勝負...

 

ジャンプのマンガ並に物語にあふれてる!

アナウンサーがちょこちょこ挟む言葉の数々も、物語を補強するナレーションだから、みんな気にならず、恩師の話や前日の様子も楽しく聞けちゃう。


もちろん駅伝という時間が有り余る競技特性もあるけれど、アナウンサーが語るすべての言葉は、箱根の山やシード権争い、繰り上げスタート、優勝争い、それらのためのドラマスパイスなのでウェルカムなんですね。

 

よく言われることですが、日テレのサッカー中継はこのスパイススタイルを用いています。でも駅伝とサッカーでは競技リズムが全然違うし、サッカーの単独試合では箱根ほどドラマイベントが盛りだくさんじゃないから、どうしても浮いちゃうんですよね。

 

●ルール

一方、アメフトやラグビーなんかでは、物語以前にルールが分からない!

どの選手が何をして、その背景に何があろうが、ルールが分からないから感激しようがない!

 

なのでNHKの実況はルール説明よりなスタイルなんですね。

 

スポーツ好きとしては、そろそろルール説明なんか省いたマニアな実況スタイルにしてもいいのではとも思うのですが、不特定多数の方に見てもらうことを前提としたHKではそうもいかないのでしょう。

 

で、「お正月一大物語」がお目当てのお茶の間の皆さんは、ルールが分からないスポーツなんて見やしないわけです。

よって学生ラグビーなんかは特に1月の風物詩なわけですが、注目度が落ちているんではないですかね。

●解説

どのスポーツ中継を見ていても「何だかなぁ」と思うのが解説陣の皆さん。

アナ「今の攻防で得点が入らなかったのは、なぜでしょうか」

解説「守備陣が非常に上手く守りきりましたね」

 

・・・・こんなアホみたいな会話があらゆる競技で繰り返されていました。

アナウンサーが僕らの代わりに聞いてくれてるのは、「なんで守りきれたか」という「原因」なのですが、解説者は目に入ってきた「現象」しか言葉にできない。

 

実はこれって、日本のスポーツ界が抱える病気と根は同じなのかなと感じています。

 

ことあるごとに「攻めの気持ち」「自分たちの戦い」を繰り返す選手達。きっと指導者がミーティングでそれを口にしているのだとは思いますが、そこにどれだけの具現的なイメージがあるのやら。

 

選手、指導者時代に身体動作や戦術を言語化できなかった人が解説者になった途端、言葉を巧みに操れるわけもなく、結局「現象」を口にするしかないわけです。

 

もっとも身体動作や戦術の言語化は指導者競技者のみならず、スポーツ記者やスポーツライターも非常に苦手な分野で、日本のスポーツライティングに異常にウエットな情緒的描写が多いのは、身体を言葉にすることが皆、苦手だから(と、客が物語を求めているから)だと僕は考えています。

 

 

まあ、そうは言っても出不精な僕としては、こうしてテレビでスポーツ中継をしていただけるのは、本当にありがたいことなのです。うるさい実況は音を消しちゃえばいいしね。

 

でも、スポーツを言葉にできない時代がいつまでも続くと、この国にスポーツはいらなくなっちゃうぞとも思ってしまうわけで。

 

民主党のスポーツ議連の皆さんがスポーツ省設立に力を入れていくみたいですけれど...

 

役所ができてみんなが豊かにスポーツ観を抱けるといいですね(棒

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2010年

12月

30日

希望をともすソフトボール部を見ました

石川県立門前高校の女子ソフトボール部を3年間にわたってていねいに取材したドキュメンタリー「私たちの時代」をみました。大地震に見舞われ、悲嘆に暮れながら、明日を目指すソフトボール部の女の子たちを追った作品。

高齢化過疎化が進む町にあって希望の灯となる女子ソフトボール部。

2007年3月25日に門前町をおそった能登半島地震。

絶望の中に希望を求める人々。

定年を間近に控えた名監督と選手を激励するコーチ。

数年後の廃校決定。

実力伯仲の好敵手、津幡高校。

1年生にポジションを奪われる3年生。

熾烈を極める高校総体決勝戦。

 

これらに部員個々の家庭のエピソードが加わって、「人生ってそんなにいろんなことが起こるの」というぐらいのお腹いっぱいドキュメンタリーでした。

 

個人的に非常に興味をもったのは、元気のない町でのソフトボール部の存在感でした。

 

過疎が進むお年寄りばかりの町。失礼ながら、娯楽もなければ、活気もない。そこに襲った大災害。地域の人々は、どれだけ彼女たちの活躍に希望の灯を見たのかなと。

スポーツは感情が積み重なる装置なんですね。希望も願望も夢も絶望も達成感も、非常に分かりやすい形で人々を巻き込んでいくのがスポーツなんです。選手たちが懸命であればあるほど、応援する人たちもその熱にあおられていく文化装置がスポーツなんです。だから、門前町の人たちは彼女たちの活躍に巻き込まれていったんだろうし、彼女たちの奮闘は人々を励ますことができたんじゃないかなと思うわけです。

 

そこにスポーツチームがあるからといって、若年人口が増えるわけでも、壊れた家が直るわけでもありません。まして彼女たちの活動は高校の部活動。成果を残したところで、町にお金が落ちるわけじゃありません。でも、そこに門前高校の女子ソフトボール部があり、懸命にボールを追う彼女たちのおかげで勇気づけられた人がたくさんいるんですよね。

 

部員や監督、コーチのみならず、門前町の人々や家族、ライバル校の部員たちにまで、丁寧に取材を行った本当に濃密なドキュメンタリー番組でした。終盤に部員の子たちが次々に吐露する道徳的価値観は、ちょっと体育教育の悪しき部分を見せられた気もしますが、地域におけるスポーツチームという側面から非常に興味深い番組でした。

 

取材し番組を制作されたスタッフの皆さん、ありがとうございました。

 

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2010年

12月

21日

Jリーグは外国籍選手枠の緩和を

帰りの電車のお供にと購入したサッカーマガジン

特集は「欧州思考 ニッポンを強くする男たち」

 

欧州に移籍したい気持ちの「志向」でもなく、欧州に移籍しやすい制度的な「指向」でもなく、「欧州『思考』」なのは、選手たちが何を考えているかに焦点をあてているからでしょうか。

ひときわ華やかで、注目度が高く、サッカーのレベルが高く(本当にそうなのか、僕には分からないけれど)、日本より収入も得やすい。

ワールドカップ以降、国内の選手たちが続々と欧州へと仕事場を移しています。

 

今夏以降、すでに欧州移籍を果たした有名選手は、

香川(C大阪→ドルトムント)

内田(鹿島→シャルケ)

川島(川崎→リールス)

永友(FC東京→チェゼーナ)

阿部(浦和→レスター)

矢野(新潟→フライブルク)

 

さらに、今オフ、家長(C大阪[本籍G大阪]→マジョルカ)の移籍も決定。さらに、岡崎(清水)や細貝(浦和)にも海外移籍の噂があるようで。よくもまぁ、こんなに次から次へと、ヨーロッパへと選手が旅立つものです。

 

国内のJリーグをメインに応援している立場としては、こうも次から次へと選手たちが「欧州へ行くことこそ正義」といわんばかりに、日本を離れていくのは寂しいし悲しいことではあります。けれど、まあ働く場所を選ぶ主導権は彼らにあるわけで、応援させてもらってる身としては悪口を言うわけにもいきません。

 

でも国内リーグはどうするんでしょう。

ただでさえ「チーム数が増えすぎてレベルが低い」なんてことを言われるのに、もしも100人単位で選手が渡欧したら、三流選手しか国内に残らなくなってしまいます!

 

100人なんてあり得ないと思うかもしれませんが、この夏以降だけで10人前後の選手が海を渡っているわけで、これから爆発的に日本の特に安く買いたたける若手が、ヨーロッパに進出する可能性だってぬぐいきれません。今年の宮市(中京大中京→アーセナル)のようなケースが、グンと増えるかも。

 

そうなる前に僕は、外国籍選手の枠を緩和してくれないかなぁと夢想するわけです。「Jリーグ思考」の選手を増やせばいいのにと。こないだクラブW杯を制したインテルミラノのスタメンにはイタリア人はいませんでした。でもミラノの街やドーハのスタジアムでは、青と黒の装束に身を包んだ人たちが声を枯らして自分のクラブを応援していました。

 

僕は仮に名古屋のスタメンが全員日本人じゃなくなっても、そりゃあちょっとは寂しいけど、応援できる自信はあります。

 

日本を飛び出す選手に自由を与えるんなら、日本に来たい選手にも自由を与えてあげられないものかなと思うんですよね。

もっともブラジルの景気がいいみたいで、景気の悪いJリーグがブラジル人選手を獲得するのも難しくなっているようですが、ここは一つ、外国籍選手枠の緩和を夢見て、欧州へ渡った選手たちの活躍を見守りたいと思います。

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2010年

10月

31日

クラブは無縁を打破する切り札になりますか?

地域でコミュニケーションが生まれて、

みんなの精神がつながりたいときにつながれる。

そんな社会は素晴らしいですね。

 

無縁社会@NHKは今回も評判だったみたいで、

子供もおらず、知人は少なく、収入が安定しない僕も、

未来のことを思うと、やっぱりそこはかとない不安を抱いたりするわけです。

 

で、冒頭の地域でコミュニケーション云々なわけですが、

Jリーグの百年構想もスポーツを軸に地域のつながり

を広げようと考えています。

 

「観る」「する」「参加する」。スポーツを通して世代を超えた触れ合いの輪を広げること。

(「Jリーグ『百年構想』とは」より)

 

で、たぶん「無縁社会」をご覧になりながらだと思うんだけど、

宇都宮徹壱さんや岡田康宏さんがこんなことをおっしゃっていました。

 

@tete_room

NHKの「無縁社会」を見ながら痛切に感じるのが、サッカー好きだったお陰で大人になってからも友人に恵まれたことの幸運。逆に「もしJリーグがなかったら」と想像すると、ちょっと背筋が寒くなる

http://favotter.net/status.php?id=29180825435

 

@suppotista

サッカーの世界って仲間をすごく大切にする文化があって、それは今の社会に強く求められているものだと思うけど、内側にいる人はそれを自明のもとのだと思っているからその価値に気付かないし、それを外向きにアピールするような発想もなかなかでてこない。

http://favotter.net/status.php?id=29182033930

 

うんうん。

Jリーグ好きな僕としても納得。

 

@surumeno13 さんのおっしゃっていた「文化縁」もすごくシンパシーをおぼえます。

 

先日知った「文化縁」という考え方はこれからの縁のあり方のヒントになると思う。サッカーなどのスポーツや音楽、劇など、場を楽しむことを芯に、ゆるく老若男女が繋がっていけるようになれたら、と。 #nhk

http://favotter.net/status.php?id=29181941814

 

 

でもね、サッカーにしても、他のスポーツにしても、他の文化にしても、

装置がそこにあるだけでは、きっとコミュニケーションって

生まれないんじゃないかなぁ、というのが僕の考え。

 

受動的な人まで巻き込めてこそ、

地域コミュニケーションだし縁だろうと思うわけです。

 

「無縁社会」に対抗する「文化縁」の発生装置として

サッカークラブやその他のクラブはそろそろ、

「そこにあるクラブを使って何をしますか?」ってことを

考える時期にさしかかってるんじゃないかなと。

 

じゃあ、何をしますかって話なんですけど、

これは僕は専門家でも何でもないので

素人の無邪気な想像として、こんなことを考えるわけです。

きっと穴だらけのアイデアなので、いろいろと批判してもらって、

もっといいアイデアが広がっていけばいいなと思います。

 

 

1.動物愛護センター

たとえば地域の保健所と組んで、行き場を失ったペットの保護や

里親への引き渡しをする場所として、

スポーツクラブを活用するってことはできませんかね。

 

これから高齢者が増えれば、ペット需要は増す可能性が高いですし、

ペットを引き取りたいと思う人が必ず、クラブを訪れて

選手の練習風景なんかを目にするわけです。

もちろん、ジュニアに所属する子供たちも。

 

正しいペット飼育の啓発に選手が活躍するのもいいだろうし、

トレーナー職をセカンドキャリアとして考えるのもいいかも。

犬をマスコットにしてるクラブ(ジェフ? ヴァンフォーレ?)とかいかがですかね?

 

 

2.高齢者介護施設兼保育園

これはありがちな発想ですけど、介護施設と保育園を併設した施設が

スポーツクラブの施設内にあるなんていうのも素敵だなと思います。

 

子供たちとお年寄りの合同練習見学なんてあってもいいかもしれないし、

みんなが一緒に試合中継に夢中になるなんていうのも楽しいかも。

 

そこに子供たちやおじいちゃんおばあちゃんの家族が加わったり、

サッカーやスポーツだけじゃない、音楽や絵画なんかの文化も加わったら。

 

すごく幅が広がりそうなんですけど、規制とかで難しいのかな。

でも、これも介護士や保父など、選手のセカンドキャリアにつながりそうですよね。

 

3.リサイクルショッピングセンター

使い古された家電とか自転車とか家具とか、まあいろいろ。

自治体が回収してまだ使えそうなものは、

スポーツクラブ内で販売しちゃうってのはどうですかね。

(別に民間でもいいんだけど)

 

買い物に来る人たちがみんなクラブに目を止めるし、

物を大切にする姿勢がアピールできれば、クラブのイメージも良くなりそう。

上の2つに比べれば、来訪者数も多くなりそうだし、

うまくいけば赤字にもならなくてすむかも。

 

どの程度コミュニケーションが生まれるかは分からないけれど、

地域住民のクラブロイヤルティを高める手段としてはありな気がします。

 

 

思いつきレベルで、つらつら書いてみましたけれど、

施設や予算さえあれば、これらを全部一緒にやってもいいわけですよ。

これらを実現したところで、どうってことないかもしれないし、

ひょっとしたら何かが変わるかもしれない。

 

施設や予算さえあれば・・・。

 

でも何かしないと、このままではJリーグのクラブでさえ

地域の文化財にはならないですよね。

まして知名度で苦戦せざるを得ないサッカーの下部リーグや他競技ではむずかしい。

 

無縁であること自体は決して悪いことではないと、僕は思うんです。実は。

けれど、コミュニケーションに自信がない人々や無縁な状態に陥った人でも

「不安を感じることが少なくてすむ社会」を築くために、

スポーツクラブにできることが拡大していくといいなぁと。

 

スポーツが好きだと、スポーツが万能薬みたいに感じちゃうけど、

ぜったいにそんなことはないですよね、っていうお話でした。

 

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2010年

7月

16日

Jリーグを楽しくおいしく

W杯を見て

「ポニョ、サッカー、好きーっ!」

って言ってる人は、

そんなにサッカー好きじゃないと思うのですよ。

流行りものに目を止めただけですよね。

 

もちろんそれは全然、悪いことじゃなくって、

みんなが楽しんでるものを自分が楽しめるのは

素敵なことだと思うわけです。

 

僕も去年、洋楽なんてろくに聴かないのに

「THIS IS IT」見て

「うひょーっ!」て言ってましたよ、ええ。

 

でね、楽しいものは楽しい、それでいいと思うんです。

でも、そのままでは、みんなすぐに飽きちゃう。

 

だから、もしJリーグファンを増やしたいなら

もとからJリーグ好きな人たちが今のうちになんとかしなくちゃね、というお話。

(僕はサッカーファンではなくて、Jリーグファンを増やしたいと思っています)

 

理由なんていらない

そもそも本来、好きなものを好きだと言うのに

理由なんていらないですよね。

 

から揚げが好きなのも、

「大東京トイボックス」が面白いのも、

紅茶が、中でもヌワラエリアが好きなのも・

 

「…死ぬほどっ  好きだっからあぁぁぁ」(by チャン・ドンゴンさん)

 

ってな感じでいいと思うのです。

 

でもね、最近、自分がJリーグ宣伝マシーンと化してみて、

他人様に魅力を伝えるには、

やっぱりドンゴンさんだけではダメだなあ、伝わらないなあと

実感しているところでもあったりするわけで…。

 

お腹いっぱい社会

今は面白いこと、楽しいことが世の中にあふれていて、

日本中が「お腹いっぱい社会」になってます。

 

ということは、流行りものはつまんでみるけど、

残念ながらおかずローテーションにはなかなか組み入れてもらえません。

 

んでも僕としては、

Jリーグの楽しさもみんなに味わってもらいたい

彼らのおかずレギュラーにJリーグを加えてほしいんですっ(キッパリ

 

なんでそんなに肩に力が入ってるかっていうと、

Jリーグが盛り上がり、安定的な社会インフラに成長してもらいたいから。

 

だからみんなに、

「これ、おいしいよん。食べてみて」って、

押し売りしなきゃいけないわけです。

 

で、そのために僕が自分に向かって

「お前、なんでJリーグなんかみてるわけ?」と問うて

Jリーグの楽しさを考えてる際にpostしたのが、

下記のツイート群。

 

まずは分かりやすく共有しようよ

足りない頭でモヤモヤと考えてみたら、

どうやら自分はサッカーだから好きなんじゃない。

試合の周辺も含めてJリーグが好きなんだな、

ってなことが見えてきたわけです。

 

だから正直、4-3-3だとか4-5-1だとかはどうでもいいし、

日本人はトラップがとかシュートを打たないととか、

どこかの有名なライターさんみたいに美しいサッカーがとかも

(Jリーグの楽しさを宣伝する局面では)僕にはどうでもいい。

 

僕は、

「案外、サッカーおもしろいね」ってみんなが勘違いしてるうちに、

 

蹴ったー!

走ったー!

入れたー!

防いだー!

 

勝ったー!

負けたー!

 

スタジアム楽しい!

 

みたいなレベルでみんなと楽しみたいな、

Jリーグの喜びや悔しさを共有して、

好きになってもらいたいなと思ってます。

 

サッカー自体を好きになってもらうのは、

その後でいいんじゃないかなって。

 

気取るな危険!

わざわざ最後の一文を独立させて、倒置法で書かなくてもさ

わざわざNPBのファンと比べて春秋制を批判しなくても、

(…別に、Jリーグファンを増やそうとした原稿じゃいないんでしょうけど)

「Jリーグもおいしいな」と思ってくれる人は増えてくれるんじゃないですかね。

そのためには、マニアを気取って、自分のエンジョイポイントを見失わないことが

大切なんじゃないかなって、僕は思うわけです。

 

難しいことは、分かる人同士で。

あとはみんなでシンプルに楽しくおいしくすごしましょっ

ていうお話でした。

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2010年

7月

09日

Jのあるカラフルな人生

説得力ないんですよね。

 

何かを好きな人が一所懸命

「これが好き!ここがスゴイ!!」って叫んでも。

 

たとえば牛丼大好きっていう人が、

「俺は牛丼が好きだー。あのつゆダクの風味が…!!」

って声を大にして叫んだところで、

大抵は「はいはい」と流されておしまいですよね。

 

クラシック音楽が大好きっていう人が、

「あの曲はあの指揮者だとね、この指揮者だとね…」

って説明してくれても、

やっぱり「ふ〜んっ」と流されておしまいですよね。

 

きっとスポーツも同じだと思うんです。

「もうすぐW杯が終わるよ! Jリーグ観にいこうよ!!」

って叫んでも、日本のサッカーに興味のない人は

「ふ〜ん」

だと思うんです。

 

でも、僕は言わずにはおられないんです。

Jリーグがそこにあるだけで楽しい人生があるってことを

みんなに知ってもらいたいんです。

 

だから、もう一回言わせてください。

「みんなJリーグ観にいこうぜ!」

 

Jリーグがなくなったって

正直、スポーツ観戦なんてなくたって生きていけるんですよ。

野球がなくても、サッカーがなくても、

今、大騒ぎしてる大相撲がなくても、

スポーツに関する仕事をしているのでもなければ、

僕らはきっと何の困ることもなく、今までどおりに生活していけるでしょう。

 

Jリーグがなくなったって、こと生きるということに関しては、

僕の人生にも大した問題はありません。

 

でもね、問題はなくてもツライと思うんです。

喜びや興奮や達成感や絶望や悲しみや寂しさや…

そんな感情という感情をすべて共にしてきたドラマが欠落しちゃうのは。

 

モノクロの人生

たかだかスポーツ観戦、サッカー観戦だし、

そりゃW杯やヨーロッパのリーグに比べれば

レベルは低いかもしれないけれど、Jリーグは

僕らの目の前にあるし、

耳や目にとどく情報量は多いし、

出かけたいときにはすぐスタジアムへ足を運べるし。

 

そこで選手たちが走り、蹴り、喜んでいる姿を見て、

一緒に拳を振り上げ、声を出し、時に肩を落とすことができるのは、

やはり、すごく幸せなことなんです。

 

彩り豊かなJリーグのある人生に比べれば、

Jリーグのない人生はモノクロです。

 

だから、W杯で

サッカーっていうのも楽しいね

と感じた皆さんには、一人でも多くの方に

Jリーグのスタジアムに足を運んでほしいんです。

 

クラブとともに生きる人生が、どれだけスリルと興奮に満ちているか!

 

 

4,000人の方、ありがとうございます

以前、こんなエントリーも書きました。

「サポーターはなぜやさしいのか」

 

正直、Jリーグのファンをやっていると、

勝つことより負けることの方が多いです。

 

でもね、その分、勝ったときの喜びたるやすごいものがあるんです。

負けることに、落ち込む自分に理解ができるようになるんです。

 

先日、「Jリーグを観にいく方法」というエントリーを記したところ、

一週間弱で約4,000回も皆さんに読んでもらうことができました。

ほんと、ありがとうございますっ

 

でもね、何が言いたいかというと、この延べ4,000人の方って、

おそらく大半がJリーグファンだと思うんですよ。

 

ブクマのコメントを拝見しても共感が多いようですし、

twitterで薦めてくださってる方もJサポの方が大半ですし…。

「観にいく方法」を知ってる方が読んで共感してくれるのは、

僕はすごくうれしいけど、やっぱり、ねえ…。

 

 

なので、今日はちょっと角度を変えたところから

スポーツを観る喜び、

スポーツと、サッカーと、Jリーグとともに生きる喜びを

伝えられたらなと思いました。

 

あと、このあいだの

「Jリーグを観にいく方法」を読んで

何人かの方が、それぞれのクラブやカテゴリーの観戦法を

まとめてくださいました。

(ほかにもいらっしゃったら教えてください)

 

ziziさん 「応援したいJリーグのクラブができたら。」

koichiさん 「【J特】Jリーグへ行こう - フクアリ編」

ko77さん 「【J特】Jリーグを観にいく方法~FC東京編~」

流石さん 「【J特】Jリーグを観に行く方法【J2編】」

 

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2010年

7月

02日

Jリーグを観にいく方法

W杯の日本代表の活躍を見て、

「ちょっとJリーグを観てみたいかも...」

と思ったあなたへ。


Jリーグを観にいく方法をお教えします

(別に全然むずかしくないんだけどね)

 

時間のない人用に最初にいきなり「まとめ」があるよ。

まとめ

・前売り券がお得。コンビニで買えるよ!

・代表選手がいたり地元だったり、好きなチームをどうぞ

・サッカー専用スタジアムだと、より楽しいよ

・席はゴール裏よりも少し中央よりぐらいがオススメ

・装いはなんでもOK。ただし、応援チームの色を着てると幸せ

・1時間ぐらい前に着いておくと、いろいろ楽しい

・グルメは本当においしいぞ。あなどれないぞ。

・マスコットかわいい(一部を除く)

・選手の練習は30分ぐらい前から始まるよ

・帰りの道順は、ちゃんとおぼえておきましょう

[アドバイスいただいたので追記]

・夏場でも夜だと冷えるので、女性はひざ掛けがあると便利だよ

・ペットボトルは持ち込めないところがあるので、要注意だ!

【試合前】

チケット

まずはチケットがなければ試合は観られません。

もちろん当日券でもいいんだけど、

今は「観てみたい」と思ってる人も多いみたいだし、

興味ある試合があれば、前もって買っておいた方が良いですね。

 

そして何より、当日券よりお安い!


これ、なにげに大事なポイントで、

友達同士や家族で出かけるとずいぶんお得になって、

当日のビール分が浮いたりしちゃいます。


前売りチケットはローソンやセブンイレブンなどの

コンビニエンスストアで買えるのでチェックしてみてください。

試合えらび

Jリーグ、チーム多すぎですよね。分かります。

多すぎて、どの試合に行けばいいのか悩みますもんね。


試合は基本、土日の開催なので、日程は都合に合わせるとして、

問題はどこのチームの試合を観るかですね。


とりあえずは、この間のW杯に出た選手がいるチーム

なんかどうでしょう?

 

選手の名前で検索すれば、所属チームはすぐに分かるし、

知ってる選手がいた方が楽しいですもんね。

もちろん地元のチームを応援するのも、すごくすごく楽しいです。

 

あと、こだわりたい人にオススメなのは、

サッカー専用スタジアムの試合。

 
なにが良いって、選手が近い!

「ん?それだけ?」と思いました?
それだけです。

 

でも、それだけが思いの外、大きいんですよ。

選手の表情が見える、声が聞こえる、キックの音が、息づかいが…!!


近くで観る迫力は、想像以上に大きなものです。

普通の陸上競技場で観るのも楽しいんですけど、

ここは一つ、サッカー専用スタジアムに行ってみてはいかがでしょう。


首都圏だと、

さいたまスタジアム2002(浦和レッズ)とか

ナックファイブスタジアム(大宮アルディージャ)とか

フクダ電子アリーナ(ジェフ千葉)とか日立台サッカー場(柏レイソル)とか

ニッパツ球技場(横浜FC)とか鹿島スタジアム(鹿島アントラーズ)とか…

あと、東京ヴェルディがときどき試合をする西ヶ丘サッカー場もサッカー専用ですね。

 

関西だと、ホームズスタジアム(ヴィッセル神戸)…だけか。

[7/3追記]

8/8から使用されるキンチョウスタジアム(セレッソ大阪)も、

サッカー専用でした。ごめんなさい。(はてぶでご指摘いただきました。ありがとうございます。)


ほかには、ユアテックスタジアム(ベガルタ仙台)、

栃木グリーンスタジアム(栃木SC)、日本平スタジアム(清水エスパルス)、

ヤマハスタジアム(ジュビロ磐田)、豊田スタジアム(名古屋グランパス)、

レベルファイブスタジアム(アビスパ福岡)、

ベストアメニティスタジアム(サガン鳥栖)が、

サッカー専用スタジアム(抜けてたら補完します...)


東京からのアクセスやチケットの取りやすさ、

ピッチ(サッカーコート)の近さから言うと、

ナックファイブスタジアム(大宮)がオススメかもしれません。


あ、あと検索力高い人は、

屋根がついてるスタジアムかどうかを調べてから行くと良いでしょう。

([スタジアム名 屋根]で検索すれば、すぐ分かると思うけど)

 

周囲に迷惑がかかるため、

雨のときも傘を差さない(カッパを着る)のがサッカー場のルールなので…。

 

席種

行く会場は決めた。日程も決めた。

すると、問題はどの席で観るかってことですね。


サッカーの試合は、基本的にスタジアム中央→ゴール裏に向かって、

お高い→お安いと価格設定されてます。

なんでかって言うと、真ん中の方が試合が観やすいから。

野球のバックネット裏と同じですね。


で、皆さんがイメージする、上の写真みたいに

「オーレー、オーレー」言ってる人たちは、

大抵、ゴール裏にいます(…言ってないんだけど)。

 

なぜかと言えば、貧乏だから! 

ということではありません。


もちろん彼らは一年中試合観戦するので、

そんなに1試合ごとに高い席には座れないという事情もありますが、

それよりもゴール裏は自由席なので、

仲間同士固まって応援できるっていうのが理由です(一般論です)。


なので、皆さんがチケットを買うときに、

「安いから」という理由でゴール裏を買うと注意が必要です。

「一緒に声を出して応援したい!」という人なら良いのですが、

普通、いきなり大きな声を出すのは照れくさいですよね。

(でも、すごく楽しいですよ)

 

サッカー場には、「歌ってない人たち」の席もありますから、

最初はそっちの方が無難かも。

 

具体的には、ゴール裏以外


ゴール裏(自由席)とスタジアム中央指定席の間ぐらいが、

初めて観戦の方にはオススメ。価格的にも雰囲気的にも、

そのぐらいが妥当かなと思います。

もちろん、声出して楽しみたい方はゴール裏へGo!!

さあ、試合を決めた、チケットを買った。

あとは当日、スタジアムへ行くだけだ!

【試合当日】

装い

結構、気にしてる人が多いんじゃないかなと思うのは、装い。

当日の服装ですね。

うん、サッカー場の映像って、みんなユニフォーム着てる気がしますもんね。


でもね実際のところは、何だっていいんですよ。

案外、ユニフォーム姿じゃない人も多いですし

(テレビとか雑誌には映らないけど)。

 

ただし、相手チームのユニフォームカラーを着てると、

周囲の人が「おや?」と思う可能性があるので要注意です。

 

逆に、ホームチーム(本拠地チーム)のカラーに合わせた服装だと、

みんなが「仲間だな」と、口には出さないけれど安心してくれます。


なので、相手チームの色を避ければなんでもいい

(けど、できれば応援するチームの色を着ていこう)というのが、

当日の服装のポイントです。


雰囲気が気に入ったら、スタジアムでも大抵、

チームのTシャツが売られているので、買うといいですよ。

 

ユニフォームは高いから、後からでもOK。

 

時間

たとえば試合開始が19時の場合

 

指定席の場合は19時に行けば大丈夫です。

ただし自由席(ゴール裏)の場合、

中央付近は例の声を出す人たち(恐くはありませんw)で

埋まっていることが多いので、人数分の席を見つけるのに苦労します。

 

できれば試合開始の1時間前ぐらいには、

スタジアムに着いていたいですね(開場は大体2時間前です)。

グルメ

「1時間も前にスタジアムに着いて、何してろっていうのよ」

という方もいらっしゃるでしょう。

ええ、ええ。お気持ちはよーく分かります。退屈しちゃいますよね。

 

でもね、サッカー場って、案外サッカー以外にも楽しいことあるんですよ。

なので、試合前は全然、退屈することなんてないのです

(試合会場により多少の誤差はあります。ご了承ください)。

 

で、ひまつぶしに何がオススメかっていえば、

何と言っても、グルメですよ。

グ・ル・メ!!

 
これはもうね、地方に行けば行くほど、スタジアムグルメは充実してます。

関東近郊だと、鹿島スタジアムのグルメは抜群・・・らしいです。

(僕はいつも鹿島の敵チームなので、スタジアムの一部地域に隔離されていて、

 グルメを堪能したことがないのです。泣)。


まあ、いずれにしても、どこのスタジアムも美味しいもので一杯。

競技場の中に入る前(チケットをもぎられる前ですね)にも、

屋台村が並んでるケースがあったりするので、チェックしてみてください。


ご当地の名産品だったり、人気レストランの出店だったり、旬の味だったり。

サッカー場は、隠れたグルメスポットなのです!

ひまつぶし(と書いてエンターテイメント)

グルメで十分に時間はつぶれるわけですが、

それでも退屈という方は、スタジアムの中を散歩しちゃえばいいんじゃないですかね。


国内のサッカー場では屈指の勾配(!)を誇る豊田スタジアムの4階自由席なんて、

一見の価値ありですよ、ほんと

(高所恐怖症の方は降りられなくなるので、絶対に行っちゃダメです!)

 

あと、大抵のスタジアムでは、マスコットがうろうろしてます。

 

Jリーグクラブのマスコットは、世界屈指のかわいらしさなので(一部を除く)、

彼らの行動を目で追うだけで、案外退屈しないものです。


他には、試合開始30分ぐらい前には、選手たちがグランドに出てきて、

ウォーミングアップを始めるので、それを観るのも楽しいものです。


日本代表選手など、お目当ての選手がいる場合は、

どの選手かなぁと早めに探し出しておくといいかもしれませんね。


さあ、ウォーミングアップが終われば、いよいよキックオフです!
(試合中は思う存分、驚き、喜び、叫んで楽しんでください)

帰り

試合はいかがでしたか?

また、観に来たいと思うような試合だったら良いのですが...。


さあ、帰りです。

 

少なくとも3,000人、多い場合は50,000人以上の人が一度に帰路につくので、

混雑を避ける方法は、正直ありません。ごめんなさい。


なので、

・帰りの道順をチェックしておく

・電車のチケットを買っておく

・バスの乗り場を確認しておく

・車を止めた場所をおぼえておく

などのことを心がけておいてください。


知らない人の背中について行こうと思うと、

突然、住宅街の真ん中でひとりぼっちになったりするので

要注意です(特に等々力陸上競技場)。

 

 

 

以上、長々と、「Jリーグの観にいきかた」を解説しましたが、

実際にスタジアムにでかけちゃえば、そんなに難しいことはありません。

 

選手のプレーに「おぉぉぉっ!」と言ってる間に、

90分はすぐに終わっちゃいます。


サッカー好きな人は、

テレビカメラに映らないところがサッカーは面白いなんてことを言います。

ボールを持ってない選手がどんな風に動いているのか、

選手同士はどんな声をかけているのかなど、

スタジアムでしか触れられないサッカーの魅力はたくさん。


もし、W杯でちょっと興味をもったなら、

ぜひスタジアムへ足を運んでみてくださいね。

 

おいしいグルメと興奮が、皆さんをお待ちしています。

おさらい

・前売り券がお得。コンビニで買えるよ!

・代表選手がいたり地元だったり、好きなチームをどうぞ

・サッカー専用スタジアムだと、より楽しいよ

・席はゴール裏よりも少し中央よりぐらいがオススメ

・装いはなんでもOK。ただし、応援チームの色を着てると幸せ

・1時間ぐらい前に着いておくと、いろいろ楽しい

・グルメは本当においしいぞ。あなどれないぞ。

・マスコットかわいい(一部を除く)

・選手の練習は30分ぐらい前から始まるよ

・帰りの道順は、ちゃんとおぼえておきましょう

[アドバイスいただいたので追記]

・夏場でも夜だと冷えるので、女性はひざ掛けがあると便利だよ

・ペットボトルは持ち込めないところがあるので、要注意!

 

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2010年

6月

26日

ワールドカップ各国ユニフォーム

W杯のグループリーグも終了して、あらためて

いろんなユニフォームがあるなぁなんて思ったので

アメリカvsガーナを観戦しながら参加各国のユニフォームを

まとめてみました。

 

画像はFIFA公式から拝借しました

A組

南アフリカ adidas

黄色い大地と緑

メキシコ adidas

緑地に赤は伝統的ですね

ウルグアイ PUMA

水色はナショナルカラー。実物は襟つき

フランス adidas

あばら骨

B組

アルゼンチン adidas

こちらも伝統の縦縞

韓国 Nike

あばら骨その2

ナイジェリア adidas

緑の大地。アフリカらしいです

ギリシャ adidas

白と青の組み合わせ。国旗と同じ配色ですね

C組

イングランド umbro

こちらも白は国の伝統色。ラグビーの代表も真っ白です

アメリカ Nike

最近はめっきり減った、たすき掛け

アルジェリア PUMA

白・緑・赤の組み合わせ

スロベニア Nike

胸のギザギザはスロベニアの山を現してるんだとか

D組

ドイツ adidas

ユニフォームの本場?シンプルだけどかっこいい

オーストラリア Nike

オーストラリアカラーですね。ワラビーズとおそろい

ガーナ PUMA

今、テレビでやってる2ndは、赤と黄色のグランパス配色

セルビア Nike

ユーゴ時代の青から一転。白い十字がデンマークっぽい

E組

オランダ Nike

オランダといえばオレンジ色ですよね。語源とか一緒なのかしらん?

デンマーク adidas

デンマークといえば国旗と一緒で赤地に白ですね

日本 adidas

ガチャガチャしてるなあ・・・

カメルーン PUMA

こちらもアフリカっぽい雰囲気でおなじみ

F組

イタリア PUMA

アッズーリですね。

ニュージーランド Nike

ラグビーはオールブラックス。こちらはオールホワイツ。

パラグアイ adidas

パラグアイの赤白もおなじみですねー

スロバキア adidas

白がさわやか。すみません、よく知りません...

G組

ブラジル Nike

カナリアイエローですね。カナリアをよく知らないんだけど

北朝鮮 LEGEA

LEGEAはイギリスのスポーツウェアメーカーだそうです

コートジボワール PUMA

アフリカでオレンジ色ってめずらしいですね。そんなことない?

ポルトガル Nike

赤と緑はこちらも国旗と同じ。スイカっぽいけど、それは緑と黒か・・・

H組

スペイン adidas

赤と黄色。スペインらしいユニフォーム

スイス PUMA

ヨーロッパは大体、国旗が想像できる配色ですねー

ホンジュラス JOMA

こちらも国のイメージ通りの配色ですね

チリ BROOKS

ブルックスって、靴だけつくってるんじゃないのか・・・

adidas(12カ国)

南アフリカ、メキシコ、フランス

アルゼンチン、ナイジェリア、ギリシャ

ドイツ、日本、デンマーク

パラグアイ、スロバキア、スペイン

 

Nike(9カ国)

韓国、アメリカ、スロベニア

オーストラリア、セルビア、オランダ

ニュージーランド、ブラジル、ポルトガル

 

PUMA(7カ国)

ウルグアイ、アルジェリア、ガーナ

カメルーン、イタリア

コートジボワール、スイス

 

umbro(1カ国)

イングランド

 

LEGEA(1カ国)

北朝鮮

 

BROOKS(1カ国)

チリ

 

JOMA(1カ国)

ホンジュラス

 

感想としては

C組に象徴されるように白いチームが多い

アフリカのPUMA率は異常(何か強いパイプがあるんですかね?)

日本のデザインはちょっとひどい(あらためて)

という感じでしょうか。

 

僕はオランダのユニフォームが好みですね。

ではでは〜

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2010年

5月

31日

イングランド戦、スポーツ各紙を読み比べてみた

 

 

昨日のイングランド戦がスポーツ新聞でどんな風に報じられているのか。

主要4紙(スポニチ、ニッカン、サンスポ、スポーツ報知)を買ってきて、

さーっと読み比べてみました。

 

 

スポニチ


[大見出し]

救いの気迫弾 闘莉王!!

 

[中見出し]

日本ゴールにも強烈ヘッドで苦笑い

 

[リード締めの一文]

「低迷を続けた岡田ジャパンにわずかに光明が差してきた。」

 

[気になる本文]

試合後、イングランドのエースFWルーニーからユニホーム交換を求められた。闘莉王が世界に認められた瞬間だった。

→・・・・・・・。きっとマルタとかフェロー諸島にも、世界に認められた選手がいっぱいいるんだろうなー(棒読み

 

FW陣は相変わらずの不発だが、欧州でも注目を集めた一戦でDFの闘莉王が岡田ジャパン3戦ぶりのゴールを決めた。通常はファーサイドで高さを生かすタイプがニアサイドに走りこんでのゴール。「練習でもやってないよ」とうそぶくが、各国の偵察隊が新たなオプションに要注意マークを付けたはず。そういう意味でも価値ある1点となった。

→セットプレーの手の内を明かしたのは、普通に考えれば「価値ある」というよりマイナスでしょう。

 

[本文締め]

あとは06年ドイツ大会前のドイツ戦で2−2ドローと健闘した後に失速した苦い経験を繰り返さなければいい。攻守両面で頼れる闘将が岡田ジャパンを奇跡へと導いていく。

 

 [印象]

全体的に闘莉王ネタ。試合全体の話は評論家(小倉隆史氏)に任せて、一選手に焦点を当てた内容。

 

ニッカン

ニッカン

[大見出し]

衝撃弾イングランド本気にさせた

闘莉王に任せろ!!

 

[中見出し]

痛恨オウンゴールで逆転負け

熱く泥臭く…日本が変わる!闘将が変える!!

 

[リード締めの一文]

「岡田ジャパンに勢い付けるのはこの男しかいない。」

 

[本文中小見出し]

戒め

責任

 

[気になる本文]

[冒頭部]

大粒の雨に打たれても、興奮で火照った体はさめなかった。確かな手応えとともに、沸々と自信がこみ上げる。闘莉王は試合後、ピッチで笑った。

→なにこれ(笑)。

 

セルビア戦を出場停止で、韓国戦を太もも痛で欠場した闘莉王は、責任を感じながら欧州の地へ乗り込んだ。「日本は出場国の中では、はっきりいって弱い」。ミーティングの席でチームメートに飛ばしたゲキは、自分自身への戒めでもあった。

→なんで闘莉王の内心を知っているの?取材で「いやぁ、あれは自分に対する戒めですよ」って闘莉王が言ってたのかな?う〜ん。

 

スイス入り前、岡田監督は、日本協会の犬飼会長に「闘莉王が抜けて、チームがあんな風になるとは思わなかった。このチームで誰が抜けたら最も影響があるかと言えば、それは闘莉王」と話していた。そこのことを伝え聞いた闘莉王は・・・・

→本当にそんなこと言ってたのか!?監督が?会長に?? さらっとすごいこと書いてあるけど、犬飼さんと岡田さんのどっちが会談内容のそんな繊細な部分を記者に漏らしたんだろう?

 

[本文締め]

闘将のファイティングスピリットが、沈滞ムードにあった日本に光を差した。

 

 

[印象]

こちらも闘莉王だけに話題を絞った内容だけど、さりげなく挿入されている裏話的内容が首をかしげるようなものばかり。やたらとドラマティックに演出しようとしてる意思が伝わってくる。


サンスポ

[大見出し]

先制弾&オウン劇場 闘莉王

 

[中見出し]

逆転負けもV候補イングランドを苦しめた

W杯これで楽しみになった

GK川島 鬼神PKセーブ!

 

[リード締めの一文]

オウンゴールもあって金星はならなかったが、W杯に向けて光明が射した。6月4日にはコートジボワール代表と強化試合を行う。

 

[本文中小見出し]

開始7分ズドン

ルーニーすごい

 

[気になる本文]

セルビア戦[0-3]は出場停止でテレビ観戦。数日後に千葉・渋谷幕張高時代の恩師、宗像マルコス監督から電話が鳴った。「日本は活気と自信を失っているよ。闘莉王が盛り上げないとダメになる」。W杯2カ月にホームで大敗。これが故郷のブラジルで起きたらどうなるか。日系ブラジル人の宗像氏は「国民に殺されます。ブラジル代表はそれぐらいの重圧と戦っているんです」。日本とはノリが違うのだ。

「先生、分かりましたよ。オレがやるしかないですね」。W杯に向けた合宿が始まると、盛り上げ役に徹した。

→個人的な電話の中身をどれだけ知っているのかと。そして闘莉王がブラジルのノリを先生から学んで、「オレがやるしかないですね」って、目がさめたように盛り上げ役に?よく分からない・・・。ちらっと聞いたこぼれ話を無理矢理入れたかったとしか。ちなみにこのエピソードから、ニッカンと同じく選手にゲキを飛ばした話に。

 

[本文締め]

しかし、激戦後にユニホームを交換した相手は、その「10番」。沈滞ムードを打破した日本の背番号4は、不敵な笑みを浮かべた。

 

[印象]

試合の描写は得失点シーンのみ。宗像さんとのやりとりは他紙には載ってない。闘莉王の熱さだけが伝わってくる内容。

 

スポーツ報知

[大見出し]

"2発"で主役

闘莉王魂弾!!

 

[中見出し]

イングランドかすんだ先制&オウンゴール

「システム関係ない」

「オレが取ればいい」

逆転負けも日本蘇らせた

 

[本文中小見出し]

前半7分CKに右足ダイレクト

 

[気になる本文]

(冒頭部)

日本代表に闘莉王が帰ってきた。この男がいれば日本は世界と渡り合える。

→おい(笑)。闘莉王すごいな。

 

昨季、名古屋移籍直前には英サンダーランドとウィガンが獲得に乗り出した個の力を示した。

→欧州クラブの威を借りて、選手の力を過剰に大きく見せるスタイルは各紙ともお得意。

 

右太もも痛で24日の日韓戦欠場が決定した時、岡田監督は深く苦悩した。「周囲を寄せ付けないほど悩んでいた」と関係者は言う。

→ま た 関 係 者 か

 

必死のタックルで食い止めたFWルーニーから報復で危険なタックルを受けたほど。試合後はユニホーム交換するまでに実力を認めさせた。

→みんなユニホーム交換が好きですね。

 

今季限りで現役引退も覚悟するほど、南アW杯に懸けている。

→おい、本当か?初めて聞いたんだけど、グランパスとしては大変じゃないか!

 

[本文締め]

闘莉王のあふれるパワーが沈没寸前の岡田丸を救った。このまま南アまで力強く推進させる。

 

[印象]

この新聞も試合の話というより闘莉王の話。ちなみに今回見た4紙で、一面に記者の署名(石倉勇さん)があるのは、報知だけ。

 

各紙1面を読んで

全紙、試合の位置づけや内容よりも闘莉王の話。得点シーンの図解は4紙ともありますが、試合展開やサッカーの戦術的な話は皆無です。選手個人のエピソードを書いた方が簡単だからなのか、あるいは試合展開を紹介するスキルがないのか。なんとも不思議な話です。

 

論調も各紙まったく同じで、これまで停滞していたムードを帰ってきた闘莉王が蘇らせたという展開に。報知に至っては、闘莉王さえいれば世界と渡り合えると言い切る始末で、どれだけサッカーが単純なものとお考えなのか問いただしたい気持ちです。

 

ルーニーとユニホーム交換したという話はニッカン以外の3紙(スポニチ、サンスポ、報知)が紹介。

 

3紙とも、闘莉王の実力を認めてルーニーがユニホーム交換を求めたというような紹介の仕方になっています。

印象的なエピソードを挿入することで、物語の主人公(闘莉王)を際立たせたいのだろうけど、ちょっとピントがずれていると言うしかありません。

でも、普段サッカーを見ない人が読んだら、「おぉ、闘莉王は凄いな」と思うんでしょうか。そんな人はルーニーも知らないと思うのですが・・・。

 

たしかに新聞の1面というのは、そんなに論評に踏み込むものでもないのかもしれませんが...。

 

主要4紙が選手個人に焦点をあてるという、あまりにもミクロな視点に終始しているのは、一体どういうことでしょうか。野球で育ったメディアだけに、選手一人を描くスタイルに慣れすぎているのではないだろうかという邪推もしたくなるというものです。

 

「××弾」という表現といい、選手目線といい、ユニホームネタといい。

 

どの新聞を読んでも同じ内容で、駆け足の各紙比較は、

正直ここまでひどいとは・・・という印象でした。

 

ちなみに1面以外のサッカー紙面は

スポニチ

2,3,4面[と8面]

2面は阿部、3面は川島、4面は他選手のコメント。

なでしこは8面に1/6ページ程度。さらにその1/3[全体の1/18]ぐらいの大きさでナビスコ。

 

ニッカン

2,3、4面

2面は川島・中沢、3面は岡田監督が主役。

4面の1/2ぐらいでなでしこ。1/4ぐらいでナビスコをレポート。

 

サンスポ

8,9面[と7面]

8面は岡田監督が主役で、あとナビスコ。9面は川島が主役。

7面に1/8ページ程度、なでしこの記事。

 

スポーツ報知

2,3面[と9面]

2面は長谷部と岡田監督、3面は川島。

9面に1/3ページぐらいナビスコとすごく小さくなでしこの記事。

 

 

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2010年

5月

09日

応援するということ

今日、いよいよ2010年のワールドカップを戦う

日本代表のメンバーが発表されます。

発表を控えた昨日は、twitter上でもいろんな方が

23人をあーだ、こーだと予想して。

 

それはそれでいろいろな人の見方があって楽しいわけですが、

必ずといっていいほどついてくるのが、岡田監督への悪口。

「○○を選ばなければ、岡田は終わってる」

とか

「今からでも辞任すればいいのに」

とか。

 

彼らが日本代表の何を知り、岡田監督の何を知っているのかは

分かりませんが、なぜ監督が一番、選手を見ているし、

勝ちたがっているし、選考に悩んでいると想像できないんでしょうか。

 

僕が応援してる名古屋グランパスも一緒です。

ここまで暫定で2位。3年前までなら小躍りしている順位ですが、

ファンの皆さんは

「監督がダメすぎる」「あいつが走らない」

「内容が悪すぎる」「××をクビにすればいいのに」

など、言いたい放題。

 

お前らより、監督選手の方が必死だっつーの。

悩んでもいるし、考えてもいるし、戦ってるんだってば。

 

スタジアムで声援を送ることは素晴らしいことです。

観戦後にビールを飲みながら、あれやこれや話すのは楽しいことです。

 

でも想像力を欠いて、批判を繰り返し、

いたずらに監督選手をおとしめることが応援だとは

僕は思いません。

 

確たる信頼を寄せているからこそ、

敗戦にともに涙し、勝利にともに喜ぶことができるのではないでしょうか。

 

応援することは、期待が裏切られることを受け入れることでもあるはずです。

信頼して、裏切られて、それでも信頼して、その先に喜びがあるから

応援はやめられないんだと、僕はそう思うのです。

 

なので、執拗な批判・中傷には、到底納得できないのです。

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2010年

4月

06日

クラブと生きる

「『ジャパン』はなぜ負けるのか〜経済学が解明するサッカーの不条理」を読んで

 

愛するクラブの勝ち負けは僕たちの生活において、

さまざまな感情をもたらします。

 

「こんなクラブ応援しなきゃ良かった」「もう試合なんか見ない」

と思わされることもしばしばですが、それでも私たちは

また、いそいそとスタジアムへ足を運んでは歓声をあげ、嘆息をもらしてしまいます。

 

自分でもなんでそんなに苦しい想いをしているのか分からないけれど、

負け続けても、たまにしか勝てなくても、

毎週スタジアムやテレビの前で、選手達のプレーに声をあげています。

 

ファンというのは本当に不思議なものです。


常識がかわる!?

「『ジャパン』はなぜ負けるのか〜経済学が解明するサッカーの不条理」では

選手の移籍、クラブビジネス、PK、都市とクラブの実力の関係、

さらに、ファン心理、W杯開催、各国の実力などなど、

サッカーに関するさまざまなテーマが経済学の切り口で語られ、

私たちがいかに思い込みに支配されていたのかが明らかになっていきます。

 

帯に

「×PKは不公平なルール」

「○サッカーはビジネスですらない」

「○ブラジルをまねてはいけない」

「×ワールドカップは『冨』を生む」

とあるように、「常識」は常識でなくなっていきます。

 

読みすすめるたびに、もう、目から鱗の連続。

多少、数字遊びがすぎるかなと思わされる部分はあるものの、

なるほどとうならされ、感心させられ、そして自クラブを顧みさせられ...。

 

376ページがあっという間にすぎさっていきました。


クラブはスペシャルな存在なのか

そんな中で特に僕が気になったのは

9章「サッカーファンは本当に『熱い』のか」

10章「あるファンの遺書」

の2つ。

 

さまざまなファンのあり方が描かれ、

そしてクラブがファンの「生」をいかに支えているかが実証されていきます。

 

その論を読んでいくにつれ、

スポーツクラブとは、どのようにあることが市民にとって幸福なのかを

とことん考えさせられます。

 

 

わが家には子供がおらず、夫婦ともにグランパスを応援しているため、

もしかしたらグランパスが子供のような存在になっているかもしれません。

いらつくことや悲しいことがあっても、グランパスが僕らの「かすがい」に

なっていることもあるでしょう。

 

僕らはグランパスに生かされているということができるかもしれません。大げさだけど。

 

サッカーの本だけど、サッカーだけじゃなく、愛するクラブ、チームを持つ人には

ぜひ手にとってもらいたい本でした。

 

スポーツクラブは僕らが思っているほどスペシャルな存在じゃないけれど、

でも僕らの人生には、やっぱりスペシャルな存在なんだと。

この本を読んで、僕は、そう思うのです。

 

 

タイトルは気にしない!

あと、書名にある「ジャパン」云々は、第2章なのですが、

各国にローカライズするために書き起こしているものらしく、

CDアルバムでいう「日本版サービストラック」ですね。

 

正直、内容はどうということはないので、読み飛ばしてもOK。

なぜ、これをメインタイトルにしたのか...と思えるほど、

「ジャパンはなぜ負けるのか」以外の部分が読み応えある本でした。

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2010年

3月

06日

Jリーグ開幕

今年もJリーグが始まりました

特定のチームに肩入れしている立場としては、

また勝ったり、負けたり、引き分けたり、そのたびに、

喜んだり、不機嫌になったり、ガックリしたり、はしゃいだり、

感情が上へ下への忙しい週末を過ごすことになります。

 

 

僕は名古屋の住人でも出身でもありません。

それでも名古屋グランパスの浮沈に、感情の軌を一にして、

日常生活の浮き沈みとはまた違う、歓喜と悲嘆に明け暮れるのです。

 

日常生活の浮き沈みと、何が違うんでしょう。

日々の暮らしでも、うれしいことや悲しいこと、くやしいこと、楽しいこと。

それぞれたくさんあります。

サッカーなんか見なくても、充実した人生を送っている人は大勢います。

 

でも、僕の人生はサッカーが、Jリーグが、グランパスがあることで、

間違いなく豊かになっている。

感情を投影する装置なのか、あるいは帰属意識を与えてくれるからなのか、

自分でもよく分からないけれど、僕の人生は

名古屋グランパスとともに上へ行ったり、下へ行ったり、中位を漂ったり。

 

Jリーグが今年も行われることに喜びます

そこにグランパスが参加していることが幸福です

サッカーがあることに感謝します

 

きっとある人にとっては、サッカーじゃなくたっていいだろうし

スポーツじゃなくたっていいでしょう。

でも、僕の生活には今年もJリーグがある。

 

それがとてもとてもうれしい開幕なのです

もちろん試合に負けたら落ち込むけどね。

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2010年

2月

22日

魅力的な解説へのハードル

オリンピック楽しいですね。

もう少しで終わってしまうのが本当にさみしい。

いつまでもいつまでも、いろんな競技を味わっていたいと思うんですけど、

期限があるからこそ楽しいのが祭というもの。

 

口惜しいけれど、残りの時間を楽しみつつ、

今回は、そのオリンピックの中で今回も人気を集めているカーリング、

中でも、その解説者の小林宏さんに関して、少し書いてみたいと思います。

解説者は大変

僕はスポーツを言葉にすることはすごくむずかしいと思うんです。

まして生中継の中で、言葉のプロではない解説者が瞬発的に選手の身体表現を

言葉に置き換えていく作業は、並大抵の難しさではないだろうと思うんです。

 

バンクーバーオリンピックもそうだし、日頃のサッカー中継やラグビー中継、

野球に大相撲、とにかくプロの解説者は大変だなと思うわけです。

もちろん大変ですよねと敬意を払いつつも、

嫌いな解説者はたくさんいるんですけど....。

 

 

で、解説者といえば、

オリンピックのカーリング中継で解説をしている小林宏さんの評判が良いですね。

カーリングへの愛情にあふれていて、日本の対戦相手への敬意も忘れない。

かと思いきや、勝負どころでは、ついつい絶叫してしまう人間くささもある。

twitterや2chを見てると、カーリング人気は小林人気かと思えるほどで

僕も本当に大好きです。

カーリングの解説と他競技の解説

ただ気になったのは、小林さんをほめる文脈で、

「サッカーの解説者なんかダメだよね」という言説がいくつか見られたこと。

なので、twitter上で

「カーリングの小林さんの解説は分かりやすいし愛にあふれていて本当に素晴らしいけど、戦略の可視性が異常に高い競技で、しかもプレーが止まってる時間が豊富で喋りやすいっていうことを抜きにして、いたずらに他競技の解説をおとしめるのはおかしいと思うよ」

と、tweetしたわけです。

 

そうしたら、後日、サポティスタ岡田康宏さんの

「カーリングの解説は興奮気味なのになぜ不快に感じないのか?」

という記事で上記のtweetをご紹介いただき、ビックリ。

せっかくなので、ここは、

その記事に対する返信とさせていただきたいなと思います。

(ここまで前置き。まだまだ長いよ)

他競技だってできるんじゃない? というご指摘

僕が上に紹介したtweetで言いたかったのは、箇条書きにすると以下のようなことです。

・カーリングはストーンの配置と動きによって戦略が僕ら素人にも想像しやすいので、

 他の競技と比べて戦略の可視性が異常に高い。

・投石と投石の合間に結構な時間があるので、上記の戦略について語る時間が豊富である

・かような特殊な状況なのだから、いくら小林さんが素晴らしいからといって、

 それと比較して、他競技の解説者をおとしめるのはおかしいと思う

 

これに対し、岡田さんは

では、このような解説が他の競技では無理かというと、そんなことはない。例えば、1997年に熊本で開催されたハンドボール世界選手権では、開催国日本と強豪フランスが大接戦を繰り広げたが、この試合の解説者は、日本代表の大健闘に興奮しながらも、どこで誰がマークを外し、どう動いてシュートコースを作ったかなど、初心者にも分かりやすい丁寧な解説を行っていた。いや、そもそも初期のJリーグ中継では、金田喜稔氏などが、やはりそうした解説を行っていたはずだ。

と、指摘されています。

たしかに面白い解説はたくさんある

たしかに。

97年のハンドボール世界選手権は僕もおぼえています。

たしか日本がベスト8に入った大会で、みんなが、9メートルだとか6メートルだとか、

にわかハンドボール通になって盛り上がっていた記憶があります。

 

Jリーグ初期の金田さんは、たしかどこかで

「選手がプロになった以上、自分はプロの解説者になる。

 そのために分かりやすい解説をしていく」

というようなことをおっしゃっていましたね(出典は思い出せませんけど)。

まだ、オフサイドのルールすら、一般に浸透していない時期に、

少しでもサッカーファンを増やそうと、ルール、見所、選手の特徴なんかを

分かりやすく解説されようとしていたのをおぼえています。

 

このハンドボールや金田さんの例をみれば、

カーリングのような特殊なスポーツじゃなくても

魅力的な解説は可能だよということが分かります。

 

本当、岡田さんのおっしゃるとおりだと思います。

サッカーだって、ハンドボールだって、ほかにも野球だってなんだって

魅力的な解説は可能なんです。

だからこそ、「小林さんに比べて、サッカーの解説なんかダメだ」的言説の

言わんとしていることも分かる気はします。

面白い解説には前提が必要

ただ同時に、解説が魅力的になるためには、いくつか前提があるとも思うのです。

今回の論旨とは関係ない部分ですけど、

たとえば解説者の人柄や声質なんかもそうですよね。

 

選手の欠点やミスを暗くこもっただみ声で90分間指摘されつづければ、

見ている方の気分も沈むというものです。

それは間違いなく、ダメ解説。

自分のひいきチームの試合がそんな解説者にあたった日には、

音声消して見ちゃうよっていう話です。

 

魅力的な解説が生まれるには、そうした属人的な要素のほかに、

もっと社会的な前提があるようにも思います。

それは、視聴者側の大衆知とのバランス。

カーリングも、前述のハンドボールも、

初期Jリーグも見る側の競技知識が浅い分だけ、

ルールや簡易な戦略・戦術の説明だけで、

ある程度の満足を引き出すことが可能なのではないでしょうか。

 

比較的容易に視聴者満足を引き出せれば、

冒頭に書いた選手の身体表現の言語化という

もっとも高いハードルにトライする必要もないわけです。

高いハードルにトライできないが故の、

絶叫や愚痴も口にする必要がないわけです。

カーリングにおける戦略性の見やすさと時間

その後、一般化しなかったハンドボールはともかく、

サッカーのような一般的なスポーツは、

すでにルールが広く一般に浸透しています。

いわば視聴者(サカオタ)の大衆知が極度に高まっている状況です。

 

そこで初心者に分かりやすくていねいな解説を行っても面白くない。

ならば、深い戦術解説や選手の身体表現の言語化を解説者が実現しない限り、

魅力的な解説者にはなりづらいのです。でも、それはすごくすごく難しい。

 

一方、カーリングは、仮にルールがある程度浸透したとしても、

赤と黄色のストーンが戦況を見せてくれるので、

プレーの合間にゆっくりと時間をかけて、石の配置を見ながら

深い戦略・戦術を語ることが可能です。

瞬発的に選手のプレーを言葉に変える必要が少ないために、

視聴者の大衆知が向上したとしても、

挑むハードルがサッカーほど高くないのです。

 

もちろんストーンを投げる際の身体表現のすごさなども

言及してほしいところですが、

それ以外にも語りやすいところがたくさんあるわけで、

視聴者満足を導きやすいように思います。

 

というようなこともあって、

僕は、小林さんの素晴らしさをもって、サッカー解説者をおとしめるのは

おかしいんじゃないかなと感じたのです。

 

要は、サッカー解説の方が求められるレベルが高くて

大変なんじゃないってことなのかな。

なら、一行で良かった気が........。

 

あ、あと何度も言いますけど、僕も小林さんの解説は僕も大好きです!

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2009年

12月

30日

「泣き」の季節

「あの映画泣けるよね」

「この歌聴くといつも泣いちゃうんだ」

 

かくも泣くのが好きな日本人。

スポーツの世界もご多分にもれず「泣ける」が大好き!

 

なのかどうかは知らないのですが、年末年始は「突然の別れ」に満ちた

ノックアウトシステム(トーナメント方式)の大会が各競技にあふれています。

信じてたってダメ

ノックアウトシステムの大会は、(3位決定戦がなければ)優勝するチーム以外は負けて終わります。「これが最後の試合」と分かるのは、決勝に進出した2チームのみ。他のチームにはまさに「突然の別れ」が訪れます。

接戦の末に惜しくも敗れたりすれば、本当に試合終了のホイッスルを聞くまで、選手も監督も応援している人たちも「まだまだ一緒に戦える!」と信じているわけです。

 

でも、ダメ。ワンゴール差でもワントライ差でも、ホイッスルが鳴れば、そこまでです。

突然のお別れ

最終学年の選手にしてみれば、負けて突然チームとお別れ。下級生だって、もう先輩とともに戦うことも練習することもできません。まあ、これは冬に限らず、K.O.システムが多い日本の特徴なんですけれど、冬は大会が多いことや寂しい空気に満ちていることから、特に強く感じます。

学生スポーツじゃないけれど、サッカーの天皇杯も、ほとんどのチームが負けてシーズンがおしまい。移籍・引退選手とは突然のお別れが待ってますね。

 

強化や普及のためには、リーグ戦方式の方が良いんだろうけれど、こういう「泣き」の要素って、もしかしたら、すごくウェットな日本人の嗜好に適しているのかもしれません。

少なくとも、メディアはそこに興味の種を見出しています。

やっぱり「泣き」が好き?

甲子園も高校サッカーも、テレビ・新聞は負けた選手を撮るためにカメラを構え続けています。メディアはスポーツを通じて「泣き」を伝えようとしている(嫌らしく言えば、金を儲けようとしている)のです。

余談ですが、K.O.システムじゃない箱根駅伝だって、テレビがアップで映し出すのはトラブルで足を運べなくなった選手で、ここにも「泣き」の商売が。

 

もし今のスポーツ界に「泣き」の要素がなくなれば、もしかしたら今以上にスポーツはなくてもいいもの扱いされてしまうかもしれません。

かといって、いたずらに劇場化するための大会形式なんて歪んでいる気がするし・・・。

 

今年も涙にくれる選手を見ながら、もっとスポーツの中身を伝えられたらなあと思う年末です。

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2009年

12月

05日

2009シーズン終了

勝ったとかさ、負けたとかさ、すごいとかさ、あ〜あとかさ。
他人から見れば、「それで?」と思うようなそんなものが
週に一回ずつ積み重なることで、僕の人生はすごく充たされるのです。

名古屋グランパスの2009年のリーグ戦が今日、終わりました。

去年のような好成績は残せなかったけどね、
1試合、1試合、ワンプレー、ワンプレー、
選手は懸命なプレーで戦ってくれたんです。

ロスタイムの決勝点で我を忘れるほど喜んだこともあるし、
逆に終了間際の2失点で逆転されて呆然としたことも。
そして世界中で僕らだけが目撃できた監督のスーパーゴールも!

たかがサッカー。自分がプレーするわけじゃないけれど、
Jリーグが行われる幸せを、今年も全身で味わうことができました。
選手に、関係者に感謝。

喜びや悲しみの感情の起伏が、
僕の人生をすごく豊かにしてくれています。

そして残る天皇杯に期待。元日に国立へ行く準備はできています。

そして来年も素晴らしいシーズンが楽しめますように。

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2009年

11月

26日

スポーツ振興予算に思うこと

「スパコン開発費」が大きなきっかけとなって、

科学者、研究者の皆さんが反対の声を高らかにあげている

行政刷新会議の事業仕分け。

当然、スポーツ振興の予算にも、仕分け人の刃が向けられました。

結論はもちろん「予算縮減」。
で、これまた予定調和な雰囲気で、

各スポーツ団体、関係者は非難の声を上げています。

五輪強化費縮減、スポーツ界から反論の声(朝日新聞)

事業仕分けで選手強化費削減…JOCから異論相次ぐ(報知新聞)


でも、どうなんでしょう。
「予算減らすぞ!」と脅された途端に、青筋立てて

「スポーツも聖域じゃないということか」(竹田JOC会長)というのは。

何を今さら・・・という感がしなくもありません。

素晴らしいスポーツ大国になってるはずなのに...

文科省は、日本のスポーツを振興すべく2000年に

「スポーツ振興基本計画」を策定しています。

http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/plan/06031014.htm

基本骨子は以下の3つ。
・子どもの体力向上
・地域のスポーツ環境整備
・オリンピック等での競争力向上

子どもが元気に体を動かし、

地域では総合スポーツクラブで世代を超えた交流が。

そしてオリンピックでは日本代表選手が大活躍!!
なんていう素晴らしい未来。なんていうスポーツ大国。

でも実態はそこに遠く及ばない現実。

子どもの体力低下は未だに嘆かれ、昨年の北京オリンピックでは大苦戦。

そして、皆さんのまわりに

「地域スポーツクラブに行ってるよ」という人、います?


予算はもらっていたはずなのに・・・。

普及と強化の両立のためには

そもそも国のスポーツを活発にするには、

「普及」と「強化」が両輪になっていなけりゃ、始まりません。


上の例でいえば、1,2で「普及」、3で「強化」ですね。

で、1は学校が舞台、2は町が舞台。学校が舞台になれば、

学校を担当する役所(部署)との連携がいるだろうし、

町が舞台になれば、学校を活用するのか、公園を活用するのか、

新規で施設をつくるのか。

健康増進をうたったイベントをうつのか、

地域のレクリエーションを大切にするのか・・。

 

行政の詳しいことはわかりませんが、国交省や地方自治体、

厚生労働省との連携は不可欠だということは想像に難くありません。

さらに「普及」がしっかりしたところで、それが「強化」とどうつながるのか。

逆に見れば、「強化」にお金を費やしたところで、

それが「普及」にどうつながるのか、どうつなげるのか。


偉い人たちには絵図があるのかもしれませんが、

それが私たち市民には一向に見えてこない。

メダルを取ってみたものの

各地方の体協や競技団体は、

声の大きな役人や顔のデカイ政治家ばかりを頼りにして、

「金がない、外国に比べ強化資金に恵まれてない」と

ひな鳥のように鳴くばかり。

 

地域や競技団体からも、日本のスポーツをどうしたいのかという絵図は、

ほとんど国民には示されていません。

それじゃ、親鳥がこければ、ひな鳥も飢えちゃうよね。


そういえば、一つのビジョンと言える「百年構想」を示しているJFAは、

日本スポーツの象徴とも言うべき岸記念体育館をいち早く飛び出してますね。

この辺は単なる偶然じゃないような気がします。

まったくビジョンを示せない中で、

2000年に打ち立てた上記の基本計画の成果も不透明。

 

仕分け会議の中では北京で銀メダルを取った太田雄貴選手を例に出し、

支援を続ければマイナーなスポーツも成果を上げられるという意見もありましたが、

ならば太田選手が銀メダルを取ると、私たちの生活に何の影響があるというのか。

フェンシングの強化は、女子レスリングの強化は、どのぐらい

私たち市民のスポーツ普及に貢献しているのでしょうか。

 

オリンピックジャンキーで、スポーツが大好きな僕でさえ

その答えが分からないのだから、日本中のほとんどの納税者は、

「それで?」という気持ちではないでしょうか。

なんでこの国にスポーツがいるの?

研究予算削減の方向性をつきつけられた研究者の皆さんは、

ノーベル賞受賞者から一科学者のブログに到るまで、

各方面から一斉に反対の狼煙を上げました。
その声はみな、冷静かつ論理的で、

日本のあらゆる研究活動がなぜこの国に必要なのかを説いています。

【 2009年11月25日 総合9大学長学術予算削減に反対声明 】
http://scienceportal.jp/news/daily/0911/0911251.html

では、日本のスポーツ界は、同じように

「なぜ、この国にスポーツ振興が不可欠なのか」

を、冷静に筋道立てて説明することができるでしょうか。

僕はスポーツが大好きです。

かつてこのブログでも、理想は

テニスをしたいと思ったときにテニスができる国だ」と書きました。


そんな(僕が思う)素敵な国を実現するためには、

今の縦割り行政、体協の旧態依然とした保守的な体質など、

変えなければならないことが山積しています。

縦割りを解消するためにスポーツ庁が必要ならば、その設立に向けての道筋を。
スポーツ振興法の改正が必要ならば、

その改正に向けて本腰を(懸命に努力はされている議員さんはいますが...)。

スポーツで素敵な国を

スポーツは絶対にこの国に必要です。


「勝利」という目的のために、参加者の気持ちを結うことのできるスポーツは、

参加者を通じて、この国を明るくするエネルギーを生み出します。


そのためには、メダルを獲得するようなトップアスリートを多く生みだし、

彼らがリタイア後に地域住民と盛んにふれあえる場所が必要です。


廃校になった学校を利用したり、公園の改修も必要です。
指導者の育成も重要な課題です。

けれど今のエサを待つひな鳥のような状態のままで、

スポーツ振興予算を確保することには、僕は反対します。
削減されても仕方ないでしょう。

このピンチにもう一回、この国のスポーツのために、この国のために、

スポーツ界はどうすべきかを、

関係各所にはプライドや利害を取り払って話し合っていただきたいものです。

 

ぜひ、スポーツを通じて、素敵な国をつくっていきましょう。

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2009年

11月

10日

僕がブーイングを嫌いな理由

サッカー観戦でアウェイの地に訪れると、お腹の底に響くようなブーイングの波を受けることがあります。


すごく迫力があるし、ちょっとヨーロッパの匂いもして格好良いような感じもするのですが、僕はブーイングが好きではありません。

日本のスタジアムからなくなってもらいたいと思っています。

1.ブーイングには敬意がない

一番、大きな理由はブーイングには選手に対する敬意が感じられないことです。「敵に対して、何の敬意が必要だ」と言う人もいるでしょうが、はっきり言います。

敵に対しても敬意が必要です。

スポーツは相手がなければ成立しません。

ひいきチームの勝ち負けに喜び悲しむことができるのも、大好きな選手の活躍に溜飲を下げることができるのも、敵がいるからです。


僕は観戦者がスポーツ(特にプロスポーツ)を構成する一つの要素である以上、僕らにもスポーツマンシップが必要だと思っています。

そりゃ、負ければ悔しいし、腹の立つプレーを見せつけられることもあるけれど、最低限失っちゃいけないものもあるわけです。


で、ブーイングはその一線の向こう側にあると考えているわけです。

2.悪感情の契機になる

さらにブーイングは、やられた側にとった悪感情を巻き起こす契機になるリスクに満ちています。もしかしたら、選手にとっては我慢しなくちゃいけないことかも知れないけれど、相手のファンにとっては「挑発」以外の何物でもない。


スタジアムは、「ケンカ上等」な人だけで構成されているわけではありません。純粋に楽しむために足を運んだ人に対し、イヤな想いを押しつけるなんてどうかしてると思います。

3.空気が平板になる

相手チームがボールを持つたびにブーイング、バックパスのたびにブーイング。何でもかんでもブーブー言っていたのでは、スタジアムの雰囲気も「またか・・・」「うんざり・・・」ということになるでしょう。


僕自身はブーイングなんてゼロな状態が素晴らしいと思いますが、強いてブーイング論者(?)を支援するとしても、平静時があるからこそ、ブーイングが活きるのではないでしょうか。


いつもどこでもブーイングでは、スタジアムの雰囲気がモタ〜となってしまいます。

4.イメージの悪化を招く

サッカーのファンは恐いから。阪神ファンって、おっかないよね。どこで生まれたのか、こんな誤解。

 

まぁ暴力的なトラブルだったり、バス囲みによるところが大きいんでしょうけど、ブーイングによる部分も少なからずあるのではないでしょうか。


以前、母に「たまにテレビをつけると『ブ〜ブ〜』って」と、からかわれたことがあります。普段、スポーツを観ない人にとっては、ブーイングに馴染みがないだけに耳に、記憶に残りやすいのかもしれません。

ブーイングのないスタジアムを日本の誇りに

 

たしかにブーイングのおかげで男性性が強調される部分はあると思います。

それによって、スポーツのシンプルな醍醐味(勝った、負けた/うれしい、悔しい)が際立ちます。
さらに相手を精神的に追い込むことで、味方選手を応援するという意見も、言わんとしていることは理解できます。

でも、それでもブーイングには反対です。


ブーイングがなくてもスポーツの醍醐味は味わえます。
ブーイングがなくても、応援する選手は全力で戦ってくれます。

僕は、ブーイングのないスタジアムを日本の誇りにしたいと考えています。

<追記:2009/11/11>

 

Twitter上で、「元所属選手に対するブーイングは敬意であり、愛情だ」という意見を頂戴しました。そうした意味合いでブーイングが行われることは、理解できなくもありません。

 

しかし、その意味が、観戦初心者やサッカー界の外にいる人に伝わるのかは疑問です。

 

僕はサッカーの良さを、もっと多くの人と分かち合いたいので、あらぬ誤解で将来の観戦仲間を減らしたくない。

敬意を示す方法は、選手紹介時の拍手や歓声、試合後の拍手やコールなど、いくつもあると思います。愛情を込めたブーイングが誤解を呼ぶ可能性があるのならば、それも、僕にとっては、あまり好きじゃない応援方法だと言えます。

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2009年

10月

14日

広告媒体としての大学駅伝

先日の出雲駅伝、スタート直後の第1区では第一工業大学のジュグナ選手が区間新記録の快走で区間賞を獲得しました。

彼が走った22分30秒のあいだ、テレビでは第一工業大学の名前が連呼され、Googleの急上昇ワードにもしっかりと「第一工業大学」がランクイン。

 

選手達の「勝ちたい、速く走りたい」という想いとは別に、大学の「知名度を上げたい」という想いはある程度、叶えられたのではないでしょうか。

一般の広告はいくらぐらい?

そこで気になったのが、
「大学が知名度を上げるには、どの程度のお金が必要なのさ」
ということ。
感覚的には、第一工業大学は「上手いことやってるな」という印象があるのですが(こうしてブログにも取り上げられてるし・・・)。

一般的に知名度を上げたいと思った某さんが真っ先に利用しようと考えるツールは広告でしょう。

新聞広告、テレビ・ラジオ広告、ネットに雑誌。これらはおよそどのぐらいお金がかかるのでしょうか。

ネットでもろもろ検索したところによると


全国紙全面広告:2,000万円〜4,000万円
新聞3段広告:150万円前後
テレビCM(ゴールデンタイム15秒):2〜300万円
人気雑誌広告(カラー1P):100万円前後
インターネット:まちまち?

う〜ん、分かったような分からないような。
ただテレビにしても新聞にしても雑誌にしても、かなりの量を継続的に発信し続けなければ、市民の印象には残らないでしょう。

僕自身、広告で印象に残っている大学というのは残念ながら一つもありません。
インパクトを残す広告を打ち出すためには、1億、2億では厳しいかもしれません。

駅伝部はいくらぐらい?

そこで、話を駅伝に戻して考えてみます。
地方のX大学が駅伝で名を上げようとしていると仮定して、1年間のコストを考えてみます。

まず、今のご時世、アフリカ系留学生がいなければ目立つことはできないので、留学生を連れてきましょう。
asahi.comの記事(http://bit.ly/zfwK6)によれば、選手一人あたりの「顧問料」が150万円とのこと。代理人フィーはもっとかかりそうな気もしますが、仮に一人150万円として、二人は選手を獲得しましょう。
【留学生獲得資金】150万円×2人=300万円

留学生を獲得したからには、彼らの生活費も支援してあげなければなりません。宿舎は寮に住んでもらうとしても、月に15万円ほどの生活費が必要でしょう(母国への仕送りも含めて)。
【留学生生活支援金】15万円×12ヶ月×2人=360万円

強い駅伝チームをつくるには、優秀な監督やコーチが必要です。2人をプロとして雇いましょう。
【指導者雇用費】400万円×2人=800万円

部を運営していくためには、日頃の練習にかかるいろいろなお金が必要です。

グランドは大学の既存施設を使えるとしても、遠征、合宿その他もろもろ。社会人の運動部が数千万円の運営費といわれているので、ここでは低めに見積もってみます。
【部活運営費(遠征費、合宿費】100万円×12ヶ月=1,200万円

新聞よりも駅伝!

ここまでのお金を合計すると、
300+360+800+1,200=2,660万円(年間)


新聞の全面広告1回分、テレビの15秒CMなら10回分程度です。
テレビCM10回されるよりは、駅伝で独走区間が一つあった方が効率が良さそうです。


ちなみに先日の出雲駅伝の視聴率は9.2%とのこと。ふたたび第一工業大学を例に考えると、22分30秒にわたって、数百万人の方が学校の名前を目にしつづけた計算になります。


「これは自分にゃ関係ないな」
と、めくり飛ばされる新聞の全面広告に比べれば、なんと宣伝効果のあることか!

ほかの競技じゃダメなの?

ただし、これを以て「大学スポーツは広告効果抜群」と思うのは早計です。

二桁近い視聴率のスポーツ中継で数十分、名前を呼んでもらえるのは、これが駅伝だから。大学スポーツといえば、他にはラグビーも盛んですが、こちらで視聴率が取れるのは早稲田だけ。でも、駅伝だけは、どんなにマイナーな大学でも、独走やごぼう抜きがあれば、たった一人の活躍でも全国に名前がとどろきます。

 

とっても効率的!
なぜかテレビ的にメジャーな大学駅伝に特有な奇妙な現象です。

これから少子化がさらに進み、高校生の数がもっともっと減っていった際に、全国の大学が一斉に駅伝の強化に乗り出すかもしれません。

でも、そうすると、ケニアに足の速い子がいなくなっちゃいます!


あるいは、代理店の力技で、個の力で注目を集められる団体スポーツを人気競技に仕立てあげちゃうかもしれません。

アメフトなんか、QBやRBなど花形ポジションもあるし、歴史もあるし、案外、可能性があるかもしれないけれど、駅伝よりは圧倒的に運営費がかかりそうです・・・。

こうして考えてみると、駅伝というのは上手いこと人気競技になった不思議な競技で、非常に特殊でありながらさらなるポテンシャルを秘めた広告メディア(大学限定)だと言えそうです。
まだまだ、大学間の競争が激しくなる可能性がありそうですね。

 

※文中の数字は、ネット上の資料等から筆者が個人的に推察した数字であって、どこか特定の団体の予算ではありません。

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2009年

10月

06日

サポーターはなぜやさしいのか

サッカークラブのサポーターはなぜ心やさしいのか。それは、彼ら自身がつねに敗者であるからです。どんなに強く願っても、祈っても、想いが通じることは稀であるということを彼らは知っているのです。

 

Jリーグであれば、勝者は18クラブのうちわずか1クラブ。1部に残りたいと、スタジアムで声をあげつづけても、3つのクラブのサポーターは想い通じず降格の憂き目にあってしまいます。これが毎年つづく。

 

サッカークラブのサポーターであるということは、敗者でありつづけるということなのです。

愛が勝つなんて幻想

だから、彼らは敗者に対して心やさしくいられるのです。「最後に愛は勝つ」なんてことは幻想だと知っているのだから、挫けたものに「まだ頑張れるよ」なんてことは言わないのです。敗れ、挫け、散っていく経験をもって、明日の太陽を見るためには耐えなければならないことを知っているのです。

サッカーの応援なんて、所詮他力依存。願うもなにも、選手が頑張るのを見ているだけじゃないかと思う方もいるでしょう。それはまったくその通りです。
たしかにサポーターは、スタジアムで声援を送る以外に大したことはできません。でも、クラブの浮沈は自分の痛みであり、稀に喜びであるのです。なぜなら、クラブはサポーターにとって肉親なのですから。

繰り返す悲嘆と反省

サポーターがクラブの成績に傷つき、挫ける様子は、親が子の(あるいは子が親の)成功を祈る行為に似ています。たとえば大学受験。子供が志望校の受験に失敗すれば、親御さんは大層がっかりするでしょう。自分のサポートが足りなかったのかと悩むかもしれません。でも受験に挑むのも、力が足りなかったのも、それは子供の力です。

特殊なケース、一年中喧噪をまき散らして勉強の環境整備ができなかったなど、を除けば親にできたことなどたかが知れています。それでも親は自らを省みては、悔やみ嘆くことでしょう。

 

サポーターも同じです。批判を受けるまでもなく、自らにできることが些細なものであることは知っています。それでもクラブの結果に嘆き、悲しみ、悔やみ、自分の想いが足りなかったのではないかと反省するのです。

 

彼らは一年中、この悲嘆と反省の儀式を繰り返します。だからこそ、どこかで何かに敗れそうで、絶望している人がいれば、サポーターは彼らに対してやさしくなれるのです。人生は敗北の連続なのを知っているのですから。

挫けつづけるのがサポーター

きっとこれはサッカーに限らないことでしょう。野球のファンも、弱いチームであれば年間に100近い敗北を味わうこともあります。もう、毎日が絶望。

ひょっとしたら毎年10月には、シーズン終了に胸をなで下ろしているかもしれません。それでも、応援を止めないのは、球団とともに人生を歩むことが、たとえ苦難と悲嘆に満ちているとしても、充実した生涯へのエッセンスであることを知っているからです。

 

スポーツは勝ち負けのあるものです。勝つ者があれば、必ず負ける者もある。大会ならば、負ける者がほとんどです。

 

想っても、願っても、祈っても、それが叶うのは、ごくわずか。願いが叶わないまま、選手生命を終えるものもいれば、もしかしたら生きているうちに歓喜の美酒を味わえない人もいるでしょう。それがスポーツです。それでも前を向き、勝者を讃え、次の機会にまた祈りを捧げるのがスポーツです。サポーター自身が、挫けつづける人種なのです。

This is football

僕はストイコビッチの選手生活から、多くのことを感じ取りました。彼は不当な障壁にぶつかり、思わぬ困難をつきつけられ、願いが叶わぬ場面に出会いつづけるフットボーラー生活を送りましたが、そのたびに「This is football」とつぶやき、軽やかに次のステップに駆け上がっていきました。


人生って、きっとこんなものなんだろうと僕は思います。つらいこと、きついこと、信じられないこと、悲しいことが次々に僕を襲いますが、「これが人生」なんです。


何かあれば、悔しさや絶望や悲しみに暮れるだろうけれど、それでもいつだって前を向いて歩きつづけなくちゃいけません。なぜなら、僕はフットボールライフで、それを学んでいるのですから。

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